写真日記
スポーツ大会
今日は昨日のくみさんの日記にもあったように、ホームの子どもたちと村の子どもたちが参加してのスポーツ大会が開かれた。赤、青、黄色、緑とチームごとに整列した子どもたちを前に、「今日はバーンロムサイの子どもたちと村の子どもたち、タイの子たちと山岳民族の子どもたち、ナンプレーの子どもたちとそのほかの地域の子どもたち、そんな区別なく、みんなが笑顔でスポーツを楽しんでください。」というウェウ先生の開会宣言で大会がスタート。
今日のスポーツ大会は男の子たちによるサッカーがメイン種目。午前中は、黄色対緑、赤対青の1回戦、その敗者同士による3位決定戦が行われた。普段ダムさんのサッカーチームで練習している子ども達には、その練習の成果を発揮する絶好の機会。しっかりとラインが引かれゴールが準備されたグラウンドで、審判がいる中プレーするのは、普段の練習より一層楽しそう。パヌやペットなど小さな子どもたちも参加し、一生懸命走っていた。
お昼ご飯のあとはベンさんによる司会のもと、子どもたちのちょっとおかしなダンスバトルが繰り広げられ、その後には女の子の唯一の出番のダンスが披露された。
ダンスの後はオフィススタッフ、保母さんチーム対縫製場チームの大人のポートボールの試合も行われた。前半は麻生さんの活躍があり5対5の同点で終えたが、後半はダーオ、ヌン姉妹、ゆきちゃんの活躍で縫製場チームが大量得点し圧勝。普段スポーツをしているところを見る機会がないため、意外な発見もありとても盛り上がった。
その後行われた赤対緑による決勝戦では赤チームが勝利して優勝を決めた。赤チームにいた2人の大きな村の子ども達はとても上手で、今回のチーム編成は小学1年生から中学生までの混成チームだったため、やはり大きな子たちの出来がそのまま結果につながった感じだった。
最後はホームの男性スタッフ対ご招待したハンドンのチームで試合が行われたが、こちらは普段から練習しているハンドンチームの圧勝。中には50歳を超える方もいたが、やはり普段から練習しているハンドンチームは運動量が全然違い、日ごろの運動不足を実感させられる試合となった。
表彰式では各チームの表彰とともに、今日の試合で審判を務めたナットとダムさんのお友達も紹介された。朝のウェウ先生の開会宣言通り、ホームの子も村の子もみんなが一緒に笑い、楽しむことができた今日のスポーツ大会。次回は、来月ペタンクの大会が予定されているそうだ。今後も続くスポーツ大会は、ホームの子ども達と村の子ども達が一緒に楽しめるよい機会となっていきそうだ。
鈴木 寛人|2010/04/04 (日)
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