写真日記
ドライなチェンマイ
ここ3月に入って、洗濯物がぱきっと乾くとても暑い日々が続いていました。朝夕はまだ涼しい感じはありましたが、昼間は4月のソンクラーンを思い起こさせ
るほど気温がぐっとあがります。昼間の仕事は本当に手がつかず、ぐったりしてしまうほど。タイの人たちが、昼間暑くて仕事にならないから昼寝をしてしまう
ことや、昼間仕事をせず夜稼ごうとナイトバザールが生まれた意味がわかり、やっぱりその土地その土地の暮らし方が生まれてくるものだと感じさせます。暑さ
は街を乾燥させ、バーンロムサイをはじめ乾燥したチェンマイでは枯葉がいっぱいです。我が家でもこれらの枯葉をどうしたもんだと思うほど山積みになってい
ます。燃やしてはいけないけれど、捨てるにはすごい量。ゴミ袋が何枚あっても足りない・・・燃やしてはいけないという法律に反して、その枯葉を燃やす人た
ちで(これだけあれば燃やしたくもなりますが...)街はさらにドライでスモーキーな感じになります。埃っぽさでのどは乾燥し、唇にはリップクリームが欠かせ
ず、夜は加湿機が恋しいほど。そんな煙たい街に、昨日天の恵み、雨が降りました。ちょうど車を走らせていた時、ぽつりぽつりと大粒の雨が。昔の人が雨乞い
をして、雨が降った時に踊り喜ぶ気持ちがわかるようなありがたい雨。実際はお湿り程度のちょっとした雨でしたが、埃っぽさが雨で落ち着き、土のにおいと新
鮮な空気を久しぶりに味わうことができました。今は雨が恋しいですが、じっとりした雨期に入れば、またこの洗濯物が乾く季節が恋しくなるのでしょうけど。
馬場 容子|2009/03/16 (月)
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