写真日記
かき氷日和
南国の太陽がいよいよ本気を出してきたかのような、暑い日が続いている。日中はオフィスも天井の扇風機をパワー全開で回し、どうにか暑さをしのいでいる。
午後、あまりの暑さに思わずボ~っとしながら仕事をしていると、パヌとタムが「お菓子を買いに行きたい」というので、連れて行くことにした。連れて行くと
いっても、行き先はホームから徒歩わずか20秒ほどのところにある、小さな商店。日本の一昔前の駄菓子屋のような趣で、スナック菓子やジュースのほか、調
味料に石鹸やシャンプーなど簡単な日用品が、ちょっと埃をかぶりつつ、薄暗い狭い店内に雑然と並べられている。店番もおばちゃんだったり、娘だったり、息
子だったり、またある時は誰もいなかったり(そんな時は「こんちはー!!」と大声で呼ぶと、奥にある家屋からおばちゃんがちょっとけだるそうに出てく
る)...とその時によって違い、いかにも田舎にある家族経営の商店らしい。
さて、片手に10バーツ硬貨を握りしめたパヌとタムの今日のお 目当ては、どうやらかき氷らしい。この駄菓子屋は、店先に広げた机に昔懐かしい手動の氷かき機があり、かき氷を1杯5バーツで売っている。折しも昼下がり のこの暑さ。プラスチックの容器にこんもりと山をつくっていく、真っ白な雪のようなそれを目にしたら、大人といえど喉が鳴るもの。2人の付き添いのつもり で来た僕は、全く持ち合わせがなかったので、7歳のタムに5バーツ拝借することに...。
こんな真夏の天気には、やっぱりかき氷。日陰に腰 を下ろし、蝉の声の響く中、かき氷に夢中になっている2人の姿はまさに夏休みの1ページのよう。実は僕たち日本人スタッフの間で「暑気払いかき氷」はすで に定番となっており、昼休み、食後に練乳かき氷を買ってきては、日本からのお土産でもらったパックのあずきあんと一緒に食べるのが、ささやかな楽しみのひ とつになっている。これからしばらくはまだまだかき氷日和が続きそうだ。そう思わせるような、よく晴れた空が今日も広がっている。
さて、片手に10バーツ硬貨を握りしめたパヌとタムの今日のお 目当ては、どうやらかき氷らしい。この駄菓子屋は、店先に広げた机に昔懐かしい手動の氷かき機があり、かき氷を1杯5バーツで売っている。折しも昼下がり のこの暑さ。プラスチックの容器にこんもりと山をつくっていく、真っ白な雪のようなそれを目にしたら、大人といえど喉が鳴るもの。2人の付き添いのつもり で来た僕は、全く持ち合わせがなかったので、7歳のタムに5バーツ拝借することに...。
こんな真夏の天気には、やっぱりかき氷。日陰に腰 を下ろし、蝉の声の響く中、かき氷に夢中になっている2人の姿はまさに夏休みの1ページのよう。実は僕たち日本人スタッフの間で「暑気払いかき氷」はすで に定番となっており、昼休み、食後に練乳かき氷を買ってきては、日本からのお土産でもらったパックのあずきあんと一緒に食べるのが、ささやかな楽しみのひ とつになっている。これからしばらくはまだまだかき氷日和が続きそうだ。そう思わせるような、よく晴れた空が今日も広がっている。
小宮 陽之助|2009/03/21 (土)
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