
写真日記
かき氷日和

さて、片手に10バーツ硬貨を握りしめたパヌとタムの今日のお 目当ては、どうやらかき氷らしい。この駄菓子屋は、店先に広げた机に昔懐かしい手動の氷かき機があり、かき氷を1杯5バーツで売っている。折しも昼下がり のこの暑さ。プラスチックの容器にこんもりと山をつくっていく、真っ白な雪のようなそれを目にしたら、大人といえど喉が鳴るもの。2人の付き添いのつもり で来た僕は、全く持ち合わせがなかったので、7歳のタムに5バーツ拝借することに...。
こんな真夏の天気には、やっぱりかき氷。日陰に腰 を下ろし、蝉の声の響く中、かき氷に夢中になっている2人の姿はまさに夏休みの1ページのよう。実は僕たち日本人スタッフの間で「暑気払いかき氷」はすで に定番となっており、昼休み、食後に練乳かき氷を買ってきては、日本からのお土産でもらったパックのあずきあんと一緒に食べるのが、ささやかな楽しみのひ とつになっている。これからしばらくはまだまだかき氷日和が続きそうだ。そう思わせるような、よく晴れた空が今日も広がっている。
小宮 陽之助|2009/03/21 (土)
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