写真日記
うるさい?賑やか?
学期休み中の子どもたち。先日の日記にもあったように、この学期休みは、これまでホームの外で下宿生活をしていた子どもたちも帰ってきているので、31名の子どもたちが本当に全員大集合している。特に輪をかけて賑やかなのはチビッコたち。暑さでバテ気味の時や、仕事が忙しくて疲れている時など、ちょっと静かに過ごしたいなあと思うのだが、そんな大人たちの事情を知る由もなく、子どもたちは相変わらずパワー全開。まあ31名もいれば、それこそひとクラスできてしまう人数。そして今や日本では少子化がすすみ、学校でも生徒数が減ってきていると聞くので、もしかしたらそれより多いのかもしれない。しかしそれにしてももう少し静かならないものか...とちょっとウンザリしかかっていたところに、急遽、子どもたちの1泊キャンプの話が持ち上がった。
今回は急な決定だったため、日本人スタッフは皆参加できず、ホームで留守番することに。そして一昨日の昼過ぎ、学校の講習会に参加中のピーダオ除く、30名の子どもたちがいざキャンプに出発。子どもたちが去ったホームは、まるで別世界。ああ、なんて静かで落ち着くんだろう、と普段の喧騒から解放されほっと一息ついていたのだが...。
夕方、居残り組のメンバーで早々に夕飯を済ませたのはいいが、折しも時刻はまだ6時前。もちろん外はまだまだ明るい。いつもなら食事中も、せわしないチビッコたちがすぐ目の前にいて、夕飯後も話をしたり、遊んだりしているうちに段々と外が暗くなってきて、部屋に戻る...というパターンなのだが、しかしその子どもたちも今日はいない。なんだか急にいつもと違う世界に放り出されたようで、どう時間を使ったらよいのか自分でもよくわからず、とにかく持て余してしまった。
そして昨日の午前中、予想外に早々と子どもたちが帰ってきた。いざ、あのガヤガヤが現実のものとなって戻ってくると、ああ、もう一泊くらいしてきてくれてもよかったのに...と、誠に勝手ながら前夜の静寂が恋しくなる。しかしその一方で、ちょっとうるさいと思いながらも、こんな風に賑やかなうちが華なのかもしれない、と大家族ならでは醍醐味も同時に実感するのであった。
小宮 陽之助|2009/04/03 (金)
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