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チェンライの村の建設

090507.jpg    昨日の絵里ちゃんの日記にもあるように、チェンライから帰ってきた子どもたちは、明らかに顔がいきいきとしていて、チェンライでお世話になった村の人の話や体験したことなどを、たくさん話してくれた。みんな真っ黒に日焼けしたキラキラした笑顔で、その瞳やオーラが全身で「楽しかった!」と伝えてくれていた。

    そしてその数日後、帰ってきた子どもたちと留守番組の子たち含めて工作をした。はじめはペットが大きな画用紙に、自分の家や友達の家などを上から眺めた俯瞰図を描き始めた。これは今回私が持ってきた絵本「ぶたぶたくんのおかいもの」の一番最後のページに、"おかいもの"の道順が書かれた俯瞰図をまねて書いたものだと思う。

    それがみんなの心にヒットしたのか、続いてタン、ニサー、パヌがまねをして地図を描いてとても楽しそう。そして懲り始めたタンがその地図の上に折り紙で作った立体の家や橋、木や道などを作りはじめた。そして一番すごい作品を作ったのが、ガノックとゴイのコンビ。二人で2枚の大きな画用紙を敷地にして、着々と小さなミニチュアの家や池、橋、病院、畑、などなど本当に可愛らしい村を創りあげていた。二人の作業時間はきっと5時間ぐらいはかかっているだろう。「これは(バーンロムサイのある)ナンプレー村?」と聞くと、「これはチェンライの村だよ。」と嬉しそうに答えるゴイ。忘れられない素敵な時間を過ごして、それが創るものにも出てきたんだな、いいなと思った。

    子どもたちが好きなことをしているときの集中力は、ものすごい。何度「ご飯だよ!」と言っても聞こえないくらいだ。それぞれが好きなことを見つけて、自分の力を信じて進んでいける子になるように、その子の向き不向き、夢中になっていること、これからも短い時間でも見逃さないようにしたい。

伊藤 美和|2009/05/07 (木)

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