写真日記
ドイステープへ
標高1080mのステープ山にある寺院を目指して歩く行事が7日夕から行われた。仏教行事の一つで、年に一回行われ、タンブン(得を積む)する意味でド イステープの山を歩いて登り、頂上のお寺でタンブンをして、帰ってくるという仏教徒にとっては一大イベントである。最近はタンブン色が少々薄れて、若者にとってはイベント化されてきているようだが、道を埋め尽くす大勢の参加者がいるらしい。毎年この行事に参加するキットさんは、今年陽之助君やえりちゃんを 誘い、陽之助君は意を決し、この一夜の行事に参加したのだった。今年は誰が行くのか聞いてみると、メンバーの中に現在身ごもっている妊娠数カ月のドゥアンちゃんもいるではないか。妊婦さんも頂上まで歩くなんてすごいと思ったが、実はドゥアンちゃん、去年登った時に"赤ちゃんができますように。 そして身ごもったら来年もまた来ます。"とお願いをしたそうだ。そしてみごと身ごもったのでお礼の意を込めてタンブンに行ったのだった。 朝7時に帰ってきた陽之助君 や少し遅刻してきた縫製場のメンバーを見ているとやっぱりハードな一夜だったのだろうと思う。話を聞いた限りでは、途中トイレはないし、救急車がある地点ごとに待機をしているという、やっぱり躊躇してしまうイベントで、でも一生に一度登るのがいいらしいのでいつかは登ってみるかなあ・・・と遠いいつの日か を想う。(写真:山岳民族の手刺繍)
馬場 容子|2009/05/08 (金)
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