昨日の麻生さんの日記にもあるように、昨日から新学期が始まった子どもたち。久しぶりの学校はどうだったのか、学校から帰ってきた子どもたちに聞いてみた。

 

「新学期はどうだった？」と聞くと、スーワイは「隣の席になった子がゲイなんだけど、その子と話すのがとても楽しいの！その子と話をしてはいつも笑っているの。でもその子は勉強が苦手だからスーワイがいろいろ教えてあげてるんだよ。その子は去年も同じクラスだったんだけど・・・・。」となんとも楽しそうに話し続けていた。小学校のクラスに自他共に認めるゲイの子がいるのは、なんともタイらしい。そして、その子に勉強を教えてあげているというスーワイ。教えてあげた答えが当たっているか少し心配だが、その子に教えてあげなくてはとスーワイもがんばって勉強してくれるとありがたい。

 

ビーに「新学期はどうだった？」と聞くと、なぜか隣にいたベンが「ビーには彼女がいるんだよ！」と、新学期とは全然関係のないことを言い出した。するとビーも「写真見る？」と聞いてくるので、せっかくだからビーの彼女の写真を見せてもらうことにした。ビーが持ってきた小さなプリクラにはお姉さんと一緒に写ったかわいい女の子がいた。ビーと同じクラスの子で、新学期からは机を一つはさんだだけのすぐそこの席になったのだそう。ちなみにベンはまだ彼女はいないそうだ。

 

ヘルメットを片手に帰ってきたナットに、「新学期はどうだった？」と聞いてみると、早速日本語の授業があったそうだ。ただ、今日は「あ」の書き方や、「おかし」などを習っただけで、退屈だったとナット。しかし退屈だったとは言いつつも、そう言うナットの顔はなんだか楽しそうだった。日本語4級に受かったナットにしてみれば、「あ」から習いなおすのは退屈かもしれないが、やはりそれはもう知っているというのが自信になるのだろう。その自信は大切にしつつ、簡単だからと慢心しないで、当分の間は復習のつもりでがんばってほしい。

 

他の子たちもやはり久しぶりの学校は楽しかったようだ。もう少ししたら、新1年生のパヌとニサーや新幼稚園生のアーパイにも話を聞いてみようと思う。

（写真はおどけるタムとニサーです。）