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写真日記


デック・トー

090514ミルク.jpg私の帰国まで残り1ヶ月を 切った最近では、ちびっこ達に限らず年長組の子達からも「メーエリ、もうすぐ帰るんだね」という声を聞く回数が格段と増えました。いつもは「デブー!」だの、「おばあちゃん!」だのとからかってばかりの男の子たち。またいつもの調子でスーとふざけて話していた時に、「メーエリが帰ったらさみしいでしょう? 恋しくなるでしょう?」と冗談交じりで言うと、素直に「うん」と答えた彼。スーに限らず、ふとした時にものすごく素直になる子どもたちのそんな瞬間に出会う度に、なんて可愛いんだろう!とついつい親バカの様になってしまいます。赤点だらけの成績表を私に見せ、「来年は赤を無くして成績表をコピーしてメーエ リに送るよ」と約束し、きつく握手をしてくれたスー。どうか、赤がひとつでもなくなりますように!

日本語を勉強しているナット は、メーエリの北海道の家に遊びに行く!手伝いに行くよ!と頼もしい事を言ってくれ、雪も見たいしスキーもしたいと目をキラキラさせていました。いつか本当にそれが実現する日も夢ではない様な気がして、そんな日を想像すると私もわくわくしてしまいます。最近では以前に増して私と話す時には日本語を少しずつ でも話そうとしてくれるナット。綺麗な発音ができた時には「日本人みたいでしょ?」と冗談を言いながら、あの爽やかな笑顔を見せてくれます。

年長組の子どもたちは、男の子に限らず女の子も、一緒に冗談を言い合ってふざけたり、音楽の話をしたり、時々真面目に話したり・・・私にとっては「子ども」というよりは「弟と妹」のような関係。実際に私の妹と年齢がさほど変わらないミルク(写真)は私を「ピーエリ(エリお姉ちゃん)」と呼ぶようになり、プロイまでもがなぜか「これからはピーエリと呼ぶ!」と宣言していました。きっと、彼らにとっても「メーエリ(エリお母さん)」よりも「ピーエリ(エリお姉ちゃん)」の方がしっくりくるのかもしれません。

社会へと出るのがすぐそこへと迫ってきている年長組の子たち。時に母として、時に姉として、そして時には友達となり、彼らのこれからを私なりに支え、見守っていけたらと思います。

中出 絵里|2009/05/14 (木)

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