写真日記
お泊りラスト
連日続いていたお泊りだが、今週から子どもたちの新学期がスタートしたことで、お泊りができるのは週末だけになった。今週末は僕がバーンロムサイで過ごす最後の週末となるが、消化できずにいるお泊り予約がまだ3名。タン、ビー、ボーイだ。今日を逃すともうあとはない、しかしまだ3人もいる、このまま約束を果たせないのは...と悩んだ末、最後のサービス大放出ということで3人が今日、まとめて泊りに来た。よりによってかわいらしい年少組ではなく、腕白盛りの選り抜き3人組、まとめて泊りに来たらちょっとやっかいかも...、しかし...と、これが僕にとってどれほど苦渋の決断であったかは言うまでもない。
3人がやってきて、いつもは静かな一人暮らしの部屋は一転してカオスに。ビーは部屋にあるギターに手を伸ばすとジャカジャカとかき鳴らし、そちらに気を取られていると、タンはいつの間やらテーブルの上の物漁りに精を出している。一方のボーイは、一人で変な踊りをしている...。カオスの中にも光るそれぞれの個性、といえば聞こえはいいが、あまりのまとまりのなさと、その雑多ぶりには思わず一人苦笑してしまった。そのままでは部屋を乗っ取られそうだったので、最終兵器「お菓子」を投入したところで、ようやく事態収拾を図ることができた。
いつもチビッコたちのお泊りに慣れているせいか、今回の年中組3人のパワーにはケタ外れなものを感じ、本当に参ってしまった。タンやボーイの5歳下にあたるパヌは、いくら腕白が芽を出してきたといってもまだまだかわいいものだし、逆に5歳上のナットやグライは子どもというよりはもう青年や大人といった方が近いイメージがある。5歳の違いでこんなにも子どもは成長し、変化をするのだと改めて気付かされたお泊りであった。それでも、お菓子が最終兵器として通用するのも、この3人の年代が限界か??最後のお泊りはなんとも賑やかな夜になった。(写真はギターを弾くビー)
小宮 陽之助|2009/05/15 (金)
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