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写真日記


それぞれの道

090523.jpg昨日一昨日の日記にあるように、一年間のボランティアを終了した陽之助君が帰国した。そして縫製場でボランティアをしてくれている絵里ちゃんの帰国も刻々と迫ってきている。4月の終わりごろから、なんとなく私達はふとした時に、なんともいえない雰囲気を共に感じていた気がする。それぞれの思いを感じながら、でも言葉に出せずにいたりして日々が過ぎていっていった。人生にはたくさんの出会いがあって別れがあって、その間にいろいろな思いを感じながら時が過ぎ、また新たな時がやってくる。その時その時に必要な出会いがあるのだろうなあと、最近思う。過去のボランティアの多くが感じているように、バーンロムサイで過ごした1年は、とても濃く、それぞれの人生を方向づける大きな経験となっている気がする。バーンロムサイの子どもたちやタイの人々を通じて感じること、緑豊かな自然に囲まれたバーンロムサイの中で感じることと同時に、私も含めみんな自分自身と向き合い、見つめることができる貴重な場なのだと思う。一緒に過ごした彼らとバーンロムサイに出会ったことは大きな宝物だと思う。そして時が変わりみなそれぞれの道を進んで行き、そしてまた再び出会うことを楽しみにして。
(写真:チェンマイ市内のお寺)

馬場 容子|2009/05/23 (土)

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