写真日記
みんなに会えてよかった
朝。日本で聞けないいろいろな鳥の歌声、鶏のコケコッコー、古そうなバイクが通り過ぎる音、子ども達がドアを開け閉めする音、保母さんたちの大きな声、子どもたちがはしゃぐ声、、、。2年間私がずっと恋しかった音が変わらずここにありました。いつも日本で鮮やかに、まるで昨日までいたかのように思い出していたので、実際にここにいることがとても不思議な感覚です。2007年の5月に帰国するまではボランティア、職員として通算3年程バーンロムサイで過ごしました。子どもたちの年齢や学年を聞くと驚くばかりです。あれ?2年でそんなに大きくなった?と。
この2年間の日本での生活は辛いものがありました。バーンロムサイが私の中で大きく残っていて、消化しきれない何かを引きずりながら、日本で何をしたらいいのかわからない日が続きました。昨年秋の急激な経済不況によりリストラも経験し、まるで落ちていくスパイラルの中に入ってしまったようでした。バーンロムサイに来られる時間はいくらでもありましたが、自分の中で行ってもいいというゴーサインがなかなか出ませんでした。そんなこともあり、今回の訪問は「やっと来れた!」と感慨深いものがあります。
今夜は子どもと職員の誕生会をレストラン「サイトーン」で祝うというので、おじゃまさせていただきました。ゲン、ボーイ、スーワイ、プロイ、ピーダーオと職員の14人の誕生を祝いました。私はバーンロムサイ、そしてみーんなに出会えた奇跡に感謝するばかりです。本当にありがとうございます。
佐藤 美和子|2009/06/27 (土)
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