写真日記
開かずの冷蔵庫
私の住んでいる部屋の隣には、先日の幸季さんの日記にもあった今年18歳になるホームの最年長、ピーダーオが住んでいます。
部屋を出ると広いウッドデッキがあり、そこに共用の洗濯機、キッチン、冷蔵庫があるのですが、この冷蔵庫、ここへきた時は中には賞味期限不明のいろいろなものがたくさん。冷凍庫は、水漏れがどんどん大きな塊となって何も入れられない状況になっており・・掃除をしたいと思ってはいたものの、なかなか時間が作れずにいました。
それが先日の日曜日、昼休みに部屋に戻ると、冷蔵庫とキッチン周りをピーダーオが掃除してくれていました。
冷蔵庫の中身が全部外に出ていて、冷凍庫も全開。一瞬びっくりしましたが、それはあの冷凍庫の氷を溶かすため。
中にはタオルがびっしりと敷かれていました。
氷が解ける間、私も一緒にガス台や冷蔵庫の中を掃除し、きれいなキッチンスペースになり、二人でとてもすっきりとした気分になりました。
掃除をする前は使っていなかった様子と外にあるせいもあって、ここで料理・・・と少しひるんでいましたが、きれいになり様子の変わったキッチン。
どんなところも少しの掃除で変わって見えるものだと気づかされました。
日ごろから、小さな子を連れて歩く姿は保母さんと間違えられることもあるピーダーオ。
少し解けて隙間が出来たところに手をいれ、かなりの重さの氷の塊を取り出し、そしてその氷を草むらに放る姿は本当にたくましく、まるで頼りがいのある母のうしろ姿のようでした。
ありがとうピーダーオ!これからここで料理をするのが楽しみです。
斉川 由希子|2009/06/16 (火)
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