5月に帰国した際、新型インフルエンザ（H1N1型）流行のため、日本にいる家族からマスクを着用して帰ってくるようにとアドバイスを受けましたが、チェンマイやバンコクの空港ではマスクをしている人はほとんどいませんでした。成田に到着した時のマスク使用率はさすが日本。ほとんどの日本人はマスクを着用しているかのようであり、空港にはテレビクルーがマスク姿の映像を撮りにきたのか、取材に来ていました。そして毎日新型インフルエンザのニュースの話題で持ちきりで、マスクが売り切れ、購入するには予約が必要だったという状況もあったほどでしたが、チェンマイに戻ってくると何もなかったかのような温度差を感じたほどでした。

そして、2か月経過。7月。数日前にニュースでアジアで感染者の数が一番多いタイ王国と発表され、11日の時点で死者が16名となるとタイ人もようやく敏感に！いくつかの学校は休校にもなっているそうです。そして今朝、縫製場に来ると、いつもはマスクをしていないおばさんもなぜかしっかり着用しており、また縫製場のデーンさんの自宅の近くにも感染者がでたとのこと。ちょっとでも咳をしようならば、おばさんたちは、"危ない！"と突っ込みをいれてきます。ゆきちゃんとワロロットに買出しに行くといえば、"マスクをしていきなさい！"と忠告。ということで、ゆきちゃんと二人でしっかりマスクをして市場へ向かいました。
市場や大きなスーパーではマスク姿の人たちをちらほらと見かけたにもかかわらず、いつも仕入れているお店のおばさんからは、"あなた新型インフルエンザにかかってるの？"と嫌な目でみられ、"これは予防です・・・"と思わずいいわけをしてしまいました。ようやく？！というか、ついにチェンマイもインフルエンザ危機到来。手洗い、うがい、睡眠！（写真：子どもにマスクをつけてあげているお母さん）