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ナンプレー村ゴシップ

バーンロムサイのあるナンプレー村は建築ラッシュ。このところ土地の価格は上昇中、土地を手放す村人も多く、近くには建売住宅や土地が売りに出ており、市内から移り住む人やバンコクの人たちが別荘にと買い求めているようです。おまけにチェンマイ市内からナンプレー村を通りつぎの町サンパトンに抜ける運河沿いの道が来年拡張予定、それも土地の価格の値上げに拍車をかけている様子。拡張にあたり道路沿いの村民たちの中から日本の1980年代のような「立ちのき成金」も出てくるのではないでしょうか。3年ほど前この道の片側は護岸工事と舗装がされたばかり、そして今回はその運河の反対側も舗装道路にする計画です。確かに10年前に比べ自動車の量も増えましたが、この運河沿いの道を片側一車線にする必要はないと思いますが、これも例の「公共事業」の一環なのでしょう。

この春私の家の西側の鬱蒼としたラムヤイ畑を更地にし、ベルギー人が全室冷房完備の大きなコンクリートの家を新築、若いタイ人の女性と住みはじめました。家の前の凸凹道も自分の家の周りだけコンクリートに舗装し、3メーター近いコンクリートの塀にぐるりと囲まれたその家は、解放感のあるタイ人の住まい方とあまりに違い何とも異様な感じです。その隣の土地はすでにイギリス人が購入済み、どんな家が建てられるのか、、、この村にも価値観の違う異文化がじわじわと入り始めました。


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ベルギー人の家の壁


そしてバーンロムサイの近くには20年程前に本国から移り住んだドイツ人が住んでいます。それ以前の事は知りませんが、この男性は少なくともバーンロムサイが開園してから現在までの10年の間に4人のタイ人女性を娶り、毎回妻の年齢は若くなり、現在の妻は19歳。現在26歳の前妻は離婚に応じず、敷地内の別棟に彼との間に出来た二人の子供と住み続け、高額な慰謝料を求めて対立中。ちなみにそのドイツの男性は60代後半。

前妻と結婚する際、両親に金銭を授与したと聞いていますし多分現在のタイヤイ族の妻も「買われて来た」のだと思います。女性の年齢は18歳以上、本人の意思で一緒になった訳ですから、それで良いではないかと言う意見もあるでしょうが、自国で出来ない事を他国で立場の弱い人を相手に金銭で人を買う行為は何とも不愉快で破廉恥な行為だと私は思います。前妻は結婚当初彼との生活が嫌でバーンロムサイに逃げこみ助けを求めてきたこともあります。当時のボランティアが故郷に帰るべく長距離バスの停留所まで送って行きましたが、結局戻って来て、、、子ども二人を儲け最終的には破局。

前前妻との別れ話の際は包丁を持った妻がパンツ一枚の半裸の夫を「殺してやる!」と庭中追いかけ、騒ぎに驚いたバーンロムサイの大工さんが仲裁に入ったと言う事件もありました。迷惑な隣人です。現在ドイツ人男性は同じ敷地内にまだ住んでいる前妻に暴力を振るわれるのが怖く、夜は寝室の隣に警備の人を置いているとの事、そんなにしてまで、、、人間の欲は、、、限りないのですね。

そしてバーンロムサイの北側にある貯水池の裏には乗馬クラブが現在建設中。チェンマイにもついに乗馬クラブが登場!近くにゴルフ場も出来たし、テニスコートも増えウインブルドンで今年優勝したジュニア選手はここチェンマイ出身の女の子!ここナンプレー村を見る限り「不況」は感じられません。

今朝もさわやかな風が吹くバーンロムサイからの「近隣ゴシップ」でした。


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バーンロムサイの生垣

名取 美和|2009/07/20 (月)

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