子どもたちの朝は早い。聞く子どもによって「5時！」、「5時半。」と答えは違うが、みんな5時半には起きている。起きるとまず身支度を整え、それからそれぞれが担当の場所を掃除する。今朝6時過ぎに子どもたちの様子を見に行ったときには、掃除も終わり、写真のようにカバンと靴が並んでいて、学校へ行く準備もばっちりの様子の男の子たちがこれから朝ごはんというところだった。今日の朝ごはんはカオニャオ（もち米）とムーヨーという豚の練りものを揚げたもの。キッチンの中ではミルクがムーヨーを揚げていた。

女の子の家に行ってみると、こちらも朝ごはんの最中。一足先に朝ごはんを食べ終えたミウはご飯を食べているプロイの髪を編んでいた。数年前までは学校の規則でおかっぱだった女の子たちの髪も、今では伸ばしてよいことになっているのだが、学校に行く際は髪を結ぶか編んで、学校の色である青いリボンをつけなくてはいけない。おもしろかったのは片側を編み終わったミウが、椅子の上に立ってプロイのもう片側の頭頂部を編んでいたこと。ミウは学校へ向かう車に乗り込んでもガノックの髪を編んでいた。

　　　　　　　　　　　　　　　　

男の子の家に戻ってみると、朝ごはんを食べ終えた小さな男の子が一列に並んで瞑想をしていた。朝ごはんを食べ終えると、そのかたづけをし、出発の時間まではそれぞれ遊んだりしているのだが、今日は騒ぎすぎということで、小さな子たちの面倒をみるのが担当のシントーに瞑想を命じられたのだそうだ。だが、早起きが手伝ってかペット（写真1番手前）は瞑想というよりも明らかに寝ていた。

7時になり、みんなが薬を飲み終えると子どもたちは車に乗り込んで学校へ出発する。子どもたちの乗った車がホームを出発すると、早朝から賑やかなホームにはまた静かな時間が戻ってくる。子どもたちは今日も元気に学校へ出発して行った。