写真日記
首都バンコクと交通
先日、タイの首都であるバンコクに行ってきました。チェンマイからバンコクへは、飛行機だと1時間。今回、私は夜行バスを利用しました。バスだと10時間かかりますが、タイの一般市民にとってはメジャーな交通手段です。
バンコクで思うこと・・・バンコクは都会です。チェンマイとの違いのひとつは、公共の交通手段として「電車」があること。電車の乗り方は日本のそれとあまり変わりはありません。切符販売機でカードか、コイン型の切符を購入します。改札も日本と同様の自動改札機です。電車の本数、利用者数、路線数は日本の電車とは比べものになりませんが、電車は既にバンコクの人たちにとって、なくてはならない足となっているようです。朝の出勤、通勤時間に乗れば、それなりに朝のラッシュがあって込み合います。
写真は、戦勝記念塔ロータリー。電車の駅もそばにあって、バスターミナルでもあり、交通の要所のよう。写真には、高架の上を行く電車、タクシー、路線バス、バイク、車が写り、バンコクの"足"を確認できることと思います。
チェンマイにも路線バスはありますが、バンコクに比べるとまだまだ本数も少なく、浸透度もいまいち。それでも以前に比べれば利用者は増えているような気はします。それでもまだ、乗り合いタクシーかトゥクトゥク(三輪タクシー)、自家用車、自家用バイクが主流。バーンロムサイのように郊外に暮らしていると、乗り合いタクシーもなかなか通りません。バーンロムサイの子ども達にとっても、年齢が15歳以上の子が増えた今、自家用バイクは大事な足です。また、タイには日本のような車検制度がないので、古いぼろぼろな車やバイクも多く走っています。そうしたことも手伝ってか、バンコクより人口が少ないチェンマイは排気ガスの排出量が多くなってしまい、バンコクよりも空気が汚いと言われています。
バンコクのように公共の交通手段が多くなって、浸透すれば排気量も減らせて、チェンマイの空気もきれいになるのかな・・・と思うけれど。チェンマイはバンコクのような都会にはなってほしくない・・・と、バンコクのロータリーを眺めながら思ったのでした。でもいつか、もうそう遠くない将来、バーンロムサイの子ども達の中から、この都会バンコクで暮らす子も出てくるのかもしれません。
小泉 幸季|2009/07/26 (日)
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