タイでも新型インフルエンザがいまだ猛威を振るっている中、子どもたちの中にも熱を出し、学校を休む子が出てきた。ベン、ボーイ、オンの３人は３９度を超える高熱が出て慌てて病院へ保母が連れて行ったが、幸い新型インフルエンザではないだろうと言われ薬をもらって、今日は学校を休むことに。

しかし熱が少しでも下がると部屋からみんな出てきてしまう。彼らの言い分は「寝てると熱が上がりどんどん具合が悪くなるので、こうやって起きていた方が良い」とのこと。

タイ人スタッフたちも、ずっと寝てなさいとは昔から言わず、食べないと良くならないからといって、元気な時でもゲンナリするような脂っこいものとか、ご飯大盛りで食べさせたりする。色々と風邪に対する考え方は日本と違うところがあるので、あまりこちらの考えを押し付けることはできないが、うがいと手洗いが予防には一番大切というところが一緒でよかった。そういえばかつて、寛人君が風邪をひいたとき、奥さんのアサマから「つねると治る」と言われ、実際つねられて痛かったけど治ったという話を思い出し、今風邪気味の寛人君はまたつねられているのかもしれない。

夕方、冷えピタもはずし熱が下がって元気になった３人。
そしてもう一人いるのは・・・タン。咳が少し出るというだけで休むことになったのだが、どこも具合が悪くないので「僕はこの３人とは違うからね！だから別に写真を撮ってよ」と真顔で訴えられ撮りました。

『やっと来た！』

だいたいの子どもたちはそうだが、自分の誕生日が待ち遠しくてたまらない。タムも１カ月前から、「８月１日は僕の誕生日だからね！！」を１日一回欠かさずに言いにくる。そしてついに待ちに待った８月１日が・・・。日本からタム宛に届いた誕生日カードは、こういう団体生活の中では少ない「僕だけのもの、私だけのも」の一つ。
８歳になったタム。毎週ある子ども会議で必ず悪さの議題にのぼる常連の一人なので、もうちょっとお兄さんになってくれると嬉しいです。