初めてチェンマイでチェンマイ料理を出されたとき、ちょっと癖のあるハーブがたくさんはいっていたり、全体的に茶色系の地味な感じのせいか全部一緒に見えてしまって、何の料理か分かりづらく、あまり食欲も起きず、名前も覚えにくく、正直あまり興味がなかったのですが、最近だんだんチェンマイ料理のおいしさがわかってきた気がします。初めての料理というのはどうしても口に馴染まないせいか、受け入れるのに時間がかかり、ぴんとこない感じですが、食べていくうちにだんだん慣れてきたのでしょう。でもそのおいしさが一度わかるとなぜかまた食べたくなってきて、今ではチェンマイ料理も私の夕食メニューに入ってきました。最近一番のお気に入りは、タムバクアというメニューです。焼いたなすにガーリックやトウガラシがはいっているお惣菜でナンプリックとお惣菜のあいの子でしょうか。温かいうちにカオニャオ（もち米）と一緒に食べると、香ばしくてごはんがすすみます。炭火を起こして、長いなすや唐辛子を焼いてそして石臼でつぶしてひき肉とあえていく簡単料理ですがヘルシーでコクがあって日本人の口にも合いそうな味です。そういえば、焼いたなすとミントの葉のサラダもおいしいし、この焼いたなすとトウガラシがポイントなのかもしれない。（写真：旬の花）