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写真日記


残業

夜10時過ぎ、子どもたちが殆ど寝静まった時間に縫製場だけは煌々と明りがついています。先日の真理子さんの日記にもあったように、鎌倉ショップ、イベント、卸先からの注文、12月展覧会の準備・・・、縫製場のスタッフたちは12時近くまで残業することも多く、納期に間に合わせるべく毎日遅くまで頑張ってくれています。
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ちょっと風邪気味のサイさん


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黙々とミシンをふむエッさん

リス族のアーチャーとアージュ、モン族のダーオとジェーン、仕事を始めて4カ月目ですが、先輩のタイ人スタッフたちが彼らの得手不得手を良く見極めて仕事を配分しているとゲーさんから聞きました。アーチャーは動作もスローで覚えるのがちょっと遅いと心配していましたが、エッさんの指導のもとボタン付けや難しい細かい部分のアイロンがけなどは誰よりも丁寧で上手く、滅多に誉めないエッさんが「とってもあの子は頑張っている!」とのこと。タイ語がまだ苦手なアージュも、縫製のシーさんやサイさんが追いつかないほど、細かい手作業が早くなり、ダーオは裁断を覚え、ジェーンはゲストハウスの切り盛りやプロダクツの手作業その他なんでもオールマイティにこなします。

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アーチャーとアージュ

教えるのが好きで面倒見の良いゲーさんは彼女たち4人のことを「デックデック(こどもたち)」と愛情をこめて呼び、縫製場の夜は、アーチャーとアージュのリス語の話し声が音楽のように聞こえながら、黙々とタイ人スタッフたちが製作に没頭しているのです。

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ジェーン

ゲーさんが最初に来たのは2003年の9月。食堂の下のミシンは一台、その横で今メーチェムに居るカンマルアンさん、オンシーさんたち3名が同じ場所で布を織っていました。その3ヵ月後にシーさんが、そしてニットさん(今は居ない)が入り、食堂の下が縫製場と織り場だったのです。
それから6年・・。
縫製場のタイ人スタッフと日本のスタッフとの間に入り、試行錯誤しながらこれだけのハイレベルな技術に、そして縫製場ならではのチームワークを作り上げてきた歴代日本人スタッフ、ボランティアたちの笑いと怒りと涙と汗?の土台作りがあり、そしてそこからさらに新しいバーンロムサイプロダクツをたくさん作りだし、いつも明るい縫製場の中心にいたのが容子さんでした。
容子さん、お疲れ様でした!そしてどうもありがとう。

『京都でのイベント』

明日9月2日(水)から 京都府京都市にある 「Duce mix shop gallery」にて
バーンロムサイ展が開催されます。関西地方にお住まいの方、是非足をお運びください!
9月13日(日)までです。
詳しくは、http://www.ducemix.com/floor/4f/ducemixshop/index.htmlをご覧ください。

麻生 賀津子|2009/09/01 (火)

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