写真日記
乾季のドイ・ステープ、雨季のドイ・ステープ
先日、私物のパソコンの中に保存してある写真を整理していました。その中から出てきた2枚の写真を今日はご覧ください。2枚とも現在、私が住んでいる同じアパートの部屋から撮った写真です。
どちらも同じ部屋から撮った景色なのですが・・・雨季の写真にはしっかりとチェンマイのシンボル的山、ドイ・ステープが写っているのですが、乾季の写真は白っぽい空が写っているばかりで、山が見えません。
チェンマイは海がない内陸。山々に囲まれた盆地です。そのため、大気汚染が起きやすいのだそうです。また、焼畑農法を行っているところもある上、乾季の間のだいたい半年間は雨がほとんど降らず、山火事も起きやすくなります。さらには、チェンマイの車、バイクの排気ガスも半端じゃない量・・・そんなことが重なって、乾季のチェンマイの空は白く濁りがちです。
雨季のチェンマイは雨で空が洗われて青空となり、ドイ・ステープもきれいに見えます。ここ数日、雨季なのに少しドイ・ステープが白く薄れて見えます。今年の雨季は例年より雨が少ないせいでしょうか?暦の上では、10月4日のオークパンサー(出安居)の日で、チェンマイの雨季は終わりました。
また、ドイ・ステープが見えない季節がやってきてしまう・・・と思うと寂しいのですが、涼しく過ごしやすい季節を迎えることがうれしくもあるのです。こうして山を見て季節を感じたり、気候を感じたりできるチェンマイで暮すことは少し、楽しいことでもあります。
小泉 幸季|2009/10/07 (水)
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