写真日記
ピー
タイ語でピー(上声の発音)とは精霊、お化け、妖怪、魂など実態はないが存在感だけはある幽体、あるいは気のようなものと言ったら良いのだろうか。日本でお化けといったら信じるのは子どもだけだったりしますが、タイでは多くの大人も存在を信じていて、タイでホラー映画がヒットするのも頷けます。
身近なところでのピーの話。
バーンロムサイでは誰もいないのに犬が吠えだすと「ピーが来た」と言います。時々、犬たちが見えない何かに向かって激しく吠えているところを時々目にします。
今日は『千と千尋の神隠し』のDVDを見ようかと思って持っていたら、ミウが「お化け、お化け!」と日本語で話しかけてきました。私は全く内容を知らなかったので聞いてみると「これピーの話だよ!ミウは見たことがあるけど、すごく面白かったよ」とのこと。ジブリアニメの良さはもちろん、ピーを題材にしているところが子どもたちに受けるのだと思いました。
外でうろうろしていたタムは、「ピーを探してるんだ。黒いんだよ。」とわざわざオフィスに教えに来てくれました。ピーは何で黒いのか??、とっても不思議でしたが、純粋じゃなくなった私にはムリだけど、タムには何か見えるのかもしれないと思いました。
菅野 裕子|2009/10/18 (日)
前の写真日記:植木の市場
次の写真日記:もうすぐ24日