先週13日から18日までバンコクで開催されていた「バンコク国際ギフトフェア／バンコク国際家庭用品フェア2009」（Bangkok International Gift Fair and Bangkok International Houseware Fair 2009）という展示会にバーンロムサイも初めて出展してきました。

年に2度開催されるこの展示会に毎年出展しているというバーンロムサイのすぐ近くにある手漉き紙工場（Ofaiという名前の会社です）のオーナー（ベルギー人のJanさん）と知り合いになったことがきっかけで、そのブースの一部を使わせていただき出展するという初の試みをしたのです。
はじめの4日間が業者の商談日、残りの2日間は一般公開日となっていて、私たちははじめの4日間だけ出展をしました。世界各国から買い付けにやってくる大小様々な業者への対応。本当に初めての経験で準備やオーダーの取り方など何から何までOfaiの方々に教えていただき、何もかもがとても良い経験となりました。
子どもたちの描いた絵を表紙にしたアルバムやノート、メモ帳などをこの手漉き紙工場で商品にしてもらい、それを中心として、バーンロムサイオリジナルの手織り布製品（コーヒーフィルターやキッチンクロスなど）も出展してみました。

左：Ofaiのブース　
右：バーンロムサイのコーナー

毎回600社以上もの出展があるこの大きなフェア、まず初日はとりあえず下見、という人々が多いのでわりと暇。2日目は少し人が多く、対応した人の数も1日目よりは多かったもののオーダーは取れず。そして3日目はなんだか人も少なく暇だなぁと思っていたら、初のオーダーをゲット！ブースのオーナーであるJanさんが来る人来る人にバーンロムサイのアピールをして下さり、その効果もあってオーストラリアから買い付けに来ていたショップ経営の方より、子どもたちの描いた絵のカードセットとアルバムセットのオーダーをいただきました。私たちはオーダー取るのは厳しいかもね、と日本からこのために来ていた美穂さんとも話していたところだったので、この初オーダーにはかなり感激しました。バーンロムサイ商品、海外デビューです。

ブースを訪れてくれた人たちに、バーンロムサイの話をして商品の話をして、とにかく色々な人たちにバーンロムサイのことを知ってもらいたいと思いました。その中でも本当に興味を持って話を聞いてくださった人たちがいたことが今回の出展では大きな収穫だったと思います。Janさんがこの展示会に出て良かったかどうかの判断は半年後くらいまでは待つべき、つまりはここでの反響は後になってじわじわと出てくるもの、と話していました。ここで名刺をいただき、話を聞いてくださった方々へのフォローをしっかりとしていきたいと思いました。

そして最終日には、シンガポールから買い付けに来ていたJanさんのところの常連顧客よりオーダーをいただきました。これもJanさんが一生懸命に話をしてくださったおかげで、Janさんのところの注文と合わせて、バーンロムサイのものも色々と注文してくださったのです。
その他、日本の製紙工場から買い付けにきたという人や日本でコンセプトショップを経営している方などからも興味を持ってもらえた様子で、たくさんの話をしました。この先オーダーにつながる可能性もあるかもしれません。

という具合でわからないなりにも4日間の出展を終ることができました。バーンロムサイのものづくりが始まって以来の新しい試みですが、少しずつ日本とタイ以外の国々でもバーンロムサイのことを知ってもらえたら、それはとても素晴らしいことです。将来的には日本以外の国へもバーンロムサイのオリジナル商品を売っていきたいという大きな目標に向かって小さな一歩を踏み出した今回の出展でした。このようなチャンスを下さって全力で協力をしてくださったOfaiの方々には本当に感謝感謝です。