写真日記
アンダーザツリー展に向けて パート2
12月のアンダーザツリー展までもう1ヶ月をきりました。現在の縫製場はその展覧会用の商品の縫製や手仕事に全員で取り組んでいて、その他の生産は全く入れていません。私は生産に必要な資材を買いに行ったり、次々に出来上がる商品のチェック、日本へ発送するための準備等で毎日がバタバタと過ぎていきます。この展覧会一色の生産体制に入って既に1ヶ月ほどになりますが、今のところの進捗状況は結構順調だとゲーさんと話しています。このままアクシデントの起きることなく、とにかく無事に展覧会まで辿り着いてほしいというのが今の気持ちです。
ここで生産した商品、日本で気に入った方には購入していただくことになるのですが、先日はそのときのためのお買い物袋を準備しました。シンプルな紙袋にバーンロムサイのロゴをスタンプで押したものになります。このスタンプを押す作業を4人の子どもたちに手伝ってもらいました。
メイレック、ミウ、スーワイ、ガノックの4人。このくらいの年齢の女の子、4人も集まるとしゃべるしゃべる・・・!私もこんな風だったかしら、と思いながらの作業開始。一つ一つ丁寧に慎重に押してみる子、最初からポンポンと押していく子、色違いごとに数を数えながら押す子などなど、性格が表れます。手より口の方がよく動いているんじゃないの、と言いたい感じでしたが、あとはゆきちゃんに任せて私は一旦その場を離れました。
しばらくして戻ってみると、作業にもだいぶ慣れたのか飽きたのか、なんだかすごいスピードで押しているような・・・ちょっと見てみるとかなり歪んでいたり、スタンプの汚いものが目に付きました。ゆきちゃん一人の見張りでは目が行き届かずか・・・と思っていると、そこへベンさんが通りかかりました。すかさずゆきちゃんが「ベンさん!」と呼びました。すると子どもたちの空気が引き締まった感じに。
事前にベンさんには女の子に手伝いを指示してもらっていたので、ベンさんも見に来てくれました。ゆきちゃんが呼んだ意味が通じたのか、いきなりちょっとお説教。そんなにいい加減に急いで押してはダメ!ちゃんと丁寧に押すように!そんなに急いでどこへ行く気?!というようなことを大声で話しながら見張っています。私やゆきちゃんが言っても聞かないとしても、ベンさんが言うとみんな直ちに実行。ベンさん助かりました。
こうしてその日はかなりの数の紙袋が出来上がりました。お買い物してくださる方、ロゴスタンプが少々汚くても、子どもたちが押したのだと思ってみてください。
そして、メイレック、ミウ、スーワイ、ガノック、手伝ってくれてどうもありがとう。
上田 真理子|2009/11/24 (火)
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