写真日記
家具直売の村
先日、引越しをしました。以前はチェンマイ市内の家具付きワンルームアパートに住んでいたのですが、今回は一軒家。借家ながらも、庭付き一戸建て。タイの借家ではある程度家具付であることも多いのですが、この借家は一切家具なし。家具をほとんど持っていなかった私は、この引越しを機に家具を揃えることとなりました。
「家具をまとめて買うのなら、ランプーンに行くといいよ」と何人かの友人に勧められました。ランプーンとは、チェンマイ県のお隣、ランプーン県。チェンマイ市内から車で1時間弱のところに家具屋が並ぶ村があるのだそう。「市内で買うより断然安い!」と友人が熱く語るので、行ってみることにしました。
家具屋が並ぶ一帯の道に入ると、その道沿いには家具工場が何軒も並びます。
各店はさらに奥に広がっています。この道の先もずっと家具屋が並んでいます。
小さな家具屋から大きな工場のような広い家具屋も。とにかく、家具、家具、家具、そして家具。ベッド、洋服ダンス、椅子、テーブル、食器棚・・・。家具工場の直売卸売り店のようでした。家具を作った場所でそのまま売るから安いのでしょう。ここで作られた家具たちは、日本に輸入されることもあると聞きました。
例えば合板の大きな洋服ダンス。チェンマイ市内の大型店舗では3000バーツくらいだったものが、ここでは2000バーツくらい、セール品で1000バーツちょっとのものも。ピックアップトラックで来て、自分達で持ち帰るのなら、送料かからないから更に値引きする場合もあるようです。全体的に市内の一般的な価格の半額は当たり前といった感じ。チェンマイ市内からは遠いですが、ガソリン代をかけてここまでやって来ても十分価値があるお値段。そんなわけで、お店の前には多くのお客さんがピックアップトラックで乗り付けて積荷を待っていました。
確かにこれなら場所とらないですね、なんか新鮮。
あまりにも家具屋が多すぎて、目移り。店の中にも似たような、でもどこかしら違う家具たちがずらっと並んでいるので、もうどれがいいんだかわかりません!
家具を買う目的がなくても、いろんな家具があるもんだ・・・と眺めるだけでも楽しい場所でした。あまりの家具の多さに、そしてそれを選ぶことに帰る頃にはもうぐったり・・・。ちょっと遠いけど、またじっくり足を運んでみたいものです。また新たなチェンマイ(のお隣のランプーンだけど)の面白さを知りました。
小泉 幸季|2009/12/06 (日)
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