写真日記
これから
来春にはタン、オン、スーワイ、プロイ、ガノックの5人が小学校を、ミルク、テンモー、アーム、ポン、シントー、スーの6人が中学校を卒業する予定です。これからどうして行きたいのか、何が好きで何に向いているのかを考えなければならない時期になってきました。進路を考えなければならない子どもたちの数も今までで最大です。
先日、タイ人スタッフと日本人スタッフでミーティングを行い、最初に美和さんからは一緒に考えていく大人たちがまずは全員同じコンセンサスで進めていきましょうというお話がありました。たくさんのお父さんやお母さんがいるので、みんなの考え方が同じでないと子どもたちも戸惑ってしまいます。勉強が苦手な子も多い中、希望通りの学校に入れるのかどうか、入れたとしてもきちんと卒業出来るのかどうかも含め、具体的にはどこの学校へ、将来何をしたいのか、みんなが知っている情報を合わせながら話し合いました。これからさらにタイ人スタッフと子どもたちがたくさんある選択肢の中から、どうして行きたいのかを話し合って決めていく予定です。3月か4月にはうれしいお知らせが出来ると良いなと思います。10年前には考えることが出来なかった子どもたちの将来も、今はすぐそこまで見えてきています。頭の痛くなる問題ではありますが、どんな仕事をして、どんな大人になっていくのかととても楽しみです。
来年小学1年生になるアーパイ。どんな大人になるのかな?
ところで、タイの学校の入学は一般的には5月で、入学試験は3月頃にあるのが普通のようですが、卒業式はその学校によって全然違ってきます。特に大学では、王族から一人づつ卒業証書が手渡されるため、王室の方のスケジュールの都合もあり、卒業式が数カ月後や1年後になることもあるようです。たとえば今年の2月に卒業に必要な単位が取得出来たとしても、卒業式は来年の2月という学校もあります。タイ国民にとって王族から卒業証書を手渡されることは非常に誇りや名誉なことで、卒業式は家族や親戚、友達も出席しての大イベント。卒業式の前にすでに社会人になっている卒業生たちは、みんな有休を取って卒業式に参加し、100%近い出席率なのだそうです。
菅野 裕子|2009/12/16 (水)
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