写真日記
牛と牛乳
バーンロムサイの周辺ではよく牛が放し飼いにされている光景をよく見かけます。特に運河沿いで草を食べさせているところはよく見かけます。
そしてバーンロムサイへの通勤途中の道ではこんな光景も!(車の中から撮影)
細い道に入ったところでいきなり牛が何匹も目の前に現れました。初めてこの光景に出くわしたときはギョッとしたものですが、今ではすっかり慣れてしまい、牛が通り過ぎてくれるのを待ちます。牛がノロノロゆっくりと自分のほうへ向かって歩いてくる様子は最初は少し怖い感じがしましたが、牛使いのおじさんの言うことをきちんと聞いて(いるのかどうかはわかりませんが)、車の脇を通り過ぎて行きます。突進してきたらどうしよう、と考えることもありますが、牛はとても穏やかな表情のまま車には無関心といった感じでいつも通り過ぎてくれます。
日本で「牛」というと、白と黒のホルスタインを思い浮かべますが、タイではこのこぶのある牛を頻繁に見かけます。タイでも牛のミルクはホルスタインのものらしいですが、ミルク用のホルスタインはきちんとした牛舎でお乳にキズがつかないように大事に育てられているため、こうしたこぶ牛とは違って簡単に目にする事はできないところにいるらしいです。わざわざ探しに行けば、ホルスタインもたくさん見ることができるみたいですが、私はまだタイでホルスタインがたくさんいる光景を見たことがありません。
ちなみにタイでも牛乳をたくさん飲むと背が伸びるとか発育に良いと思われているようです。ベンさんやエーくんはもうそれ以上背が伸びることはないというのに、よくお昼にどんぶりに一杯の牛乳を飲んでいます。
また、昔バンコクの施設にいた頃の保母さんは、牛乳をたくさん飲むように子どもにいつも言い聞かせていました。その理由は、なんと肌が白くなるからということでした。ボランティアの私を指さして、「マリコみたいに肌が白くなりたいなら牛乳をたくさん飲みなさい」と。
白い肌が美しいとされるタイ。でもそれって絶対に関係ないよ、と思いますが、本気で信じていた保母さんたち、今思うととってもおかしかったなぁ、とベンさんとエーくんが牛乳を飲む姿を見て思い出したのでした。
上田 真理子|2010/01/12 (火)
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