写真日記
日本にはない布
昨年12月のアンダーザツリー展ではかなり好評をいただいたようで売れ行きのよかったリス族パンツ。中でもベルベット生地を使ったタイプは完売だったそうで、縫製場でもみんな喜んでいます。早速展覧会の後に追加の生産オーダーが入り、現在縫製しているところです。
今日はいつもそのベルベット生地を購入するお店の1軒を紹介します。
ワロロット市場の周りに並ぶ布屋さんのほとんどがエアコンなしのオープンエアなのですが、このお店はなんとエアコン完備。暑い季節に汗だくになって買い物をして、こういったエアコンのお店に入ると思わず涼んでしまって、ついつい長めにいたりしてしまいます。ですからエアコンのあるお店は歩き回った後にホッとするためにわざと最後に行ったりすることもあります。
布屋さんはだいたいこんな感じでロールを立てて見やすいように並べています。これらがリス族パンツを作ったベルベット生地です。ここはわりと色も豊富で選びやすいのでベルベットを見るときはこのお店は必ず覗きます。
先日、ここでベルベットを選んで切ってもらっている間に何気なく他の布も見ていたら・・・
よく見てみると、花柄などの布に混じって、こんな布たちが!?!?
ルイヴィトンにシャネルにフェンディ?!
もちろん本物であるわけもなく、なんだか驚きを通り越して、この堂々と売られた姿にちょっぴり関心してしまいました。これで洋服とか作るのかなぁ・・・とその時は思ったのですが、なんと先日ショッピングモールでこのヴィトンの色違いのブラウスを着ているタイ人のおばさんを発見。やっぱり作るんだ、と笑っちゃいました。
チェンマイでの布探しはバンコクよりも選択肢が少ないし、さらに日本だったらもっと欲しいと思うものに近いものがあるのだろうなといつも思うのですが、こればかりは日本では絶対にない布だなと思ったのでした。
リス族パンツは、現在形を変えたタイプでポケットを付けたものを生産中です。近々鎌倉のショップにも並ぶと思いますので、ぜひぜひご覧ください。
上田 真理子|2010/01/17 (日)
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