写真日記
不思議なダンス
先日、裕子さんと一緒にコンテンポラリーダンスの公演を見に行ってきました。以前も違う公演団のダンスを見に行った話を書いたことがありますが、その時と同じように、やっぱり摩訶不思議な世界でした。
前回見たものよりは若干ストーリー性のあるというか、ストーリーもほんのちょっとはわかるような感じがしたのですが、それでもやっぱり見終わった後には不思議な感覚で、結局何だったのだろう?と頭の中はナゾだらけでした。見る人が自分でダンサーたちの表現を感じ取り、ストーリーを想像することが求められているのでしょうが、見終わった私には何とも意味不明という気分だけが残った感じです。
と思っていたら裕子さんも同じだったようで、誰かに解説してもらいたいね、なんて二人で話しながら帰りました。以前も思ったのですが、これをダンスの好きな子どもたちに見せたかったです。音楽に合わせて踊るだけがダンスではないのだと。必ずしも音楽に合わせて踊るだけではなく、音楽がない場面でもリズムを合わせて踊らなくてはならないため、それってすごく難しいだろうなと思いました。一言でダンスといっても、本当に奥が深い世界で、それはダンスに限らず、何かをやろうと思ったときには何でも同じはずです。
ホームの子どもたちの中にもダンスが好きだったり、リズム感がよかったり、色々な子がいます。子どもたちにはできるだけ色々なことを見たり聞いたり感じたりしてもらいたいと思うし、自分の好きなことややりたいことが見つかるようにしてあげたいとなぜかダンスを見ながら考えました。
きっとダンサーたちの真剣な表情を見て、これが本当に自分がやりたいことで表現したいことがあるんだ、という圧倒されるような眼差しを見たからなのだと思います。子どもたち一人一人がやりたいことをやれる未来であることを願います。
ダンス公演のポスター
(コカシタって何だ?って思ったらコーカシタ=高架下でした)
上田 真理子|2010/01/26 (火)
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