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フェルトバッグ展 〜俵森朋子〜

いよいよ本日から鎌倉店にて俵森朋子さんのフェルトバッグ展が始まりました。
丁寧に作り上げた作品は、ひとつひとつが温かみのあるフェルトならではの味わい。原毛から作られる、ほっこりとした手触りと色づかいが魅力です。


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本日、開店と共にさっそくお客様が!なんだかフェルトたちに吸い寄せられるかのように1人、2人、3人...と目をキラキラさせながら手に取っていました。
午後には俵森さんがお見えになり、それぞれの作品を見ながらフェルトについてお話しをしてくれました。
恥ずかしい話ですが、原毛から作るって??といった具合に全くのフェルト初心者の私...(汗)そんな私に丁寧に教えてくれる俵森さん。ありがとうございます!


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そんなフェルト作りについて少し説明を。
まず、フェルトになる材料の原毛をちぎっていきます。そして縦なら縦方向へと並べていき、その上に今度は横方向に並べて重ねていきます。俵森さんの場合は肉厚のしっかりしたフェルトだったので、何層に重ねているのですか?と聞くと、表に4層、裏に4層の計8層にしているのだそう。この層によってフェルトの強度が変わってきます。そしてバッグが出来るほどの大きさに整えてから洗剤を混ぜたお湯を浸し、ゴシゴシと手で擦っていきます。初めは優しく徐々に力を加えていきます。このゴシゴシ作業が根気と力のいる作業なのだとか。フェルト化したら水でよく洗剤を洗い流し乾燥させていきます。ギュっと凝縮されるので最初の段階でかなり大きなサイズが必要になるのでしょう。さらに模様を入れるのも手間がかかっているのだとか。ステキな作品を手に取りながら貴重なお話を聞いていると「ひとつ作り上げるのに手間ひまかかっているのだなぁ」としみじみ感動の嵐でした。

何年も使える物だからこそ、全てにおいてのメンテナンスも充実しています。

ぜひ皆様、お手にとってフェルト独特の優しさを体感してください。
2月7日(日)までの開催です。皆様のお越しをお待ち申し上げております。


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場所/バーンロムサイ鎌倉店
会期/1月29日(金) - 2月7日(日)
時間/11:00 - 18:00

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俵森朋子さん
葉山在住。日々手仕事を楽しむかたわら、インテリアテキスタイルの企画デザインを手掛ける。また、犬のGOODSのブランド SYUNA&BANIを展開。手仕事活動は現在もぽちぽち進行形。



中島 衣美|2010/01/29 (金)

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