写真日記
バンコクでの買い付け
チェンマイではワロロット市場の周辺に布や小物を売るお店が集中していますが、それがバンコクではヤワラートと呼ばれる中華街に集まっています。中でもサンペンレーンというとっても狭くて歩きにくい通りに布やその他のあらゆる資材を売るお店が集中していて、先日もそこへ出向き、チェンマイでは手に入らないものやチェンマイよりも安いものをたくさん仕入れてきました。
中でも米袋をリサイクルしたバッグの持ち手に使われるあや織りテープは、バンコクでしかカラフルなものは揃いません。アンダーザツリー展で大好評をいただいた米袋リサイクルバッグ、今年も既にオーダーをいただいており、そのためのあや織りテープをここぞとばかりにたくさん買い付けてきました。
リサイクルバッグの持ち手部分、チェンマイでは白と黒しか売っていません
また今回は新しい問屋街を開拓できました。知り合いに教えてもらったこの問屋街はBTSの新しくできた駅の終点「ウォンウェンヤイ」という駅の近くのジャルンラットという通りにあります。
バンコクでバッグを生産して日本へ卸しているという知り合いから聞いたこの問屋街、なるほど、バッグ生産に欠かせない皮や布、様々な素材のバッグの持ち手、ファスナーや色々な形状の金具、ボタン、止め具等を売るお店で埋め尽くされていました。バッグ用の資材以外には、靴生産のための資材問屋ともなっているようで、ゴムの靴底や女性もののサンダルのヒール部分などがたくさん売られていました。長年バンコクに住んでいましたが、こんな問屋街があったなんて初めて知りました。
日本やバンコクで生活していたときには、既製品を買うばかりで何とも思わなかったのですが、実際にもの作りに携わるようになった今では、売られているものはすべて自分でも作れるのだ、とバンコクの問屋街を回っていて思いました。あらゆるパーツが何もかもすべて売っているのです。こんなに何もかも売っているのを見ると、断然作ってみようという気持ちも大きくなります。
今回バンコクで買い付けてきたものはそう長くはないうちに商品となって登場すると思います。どうぞお楽しみに。また、ご自分で裁縫をなさる方々、バンコクへいらっしゃることがあれば、ぜひともヤワラートとこの問屋街へも足をお運びください。
上田 真理子|2010/02/06 (土)
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