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中国正月

今日は朝一番で古布市場へ古布の買い付けへ行ってきました。やっぱり古布の入手はかなり難しいのですが、今までとは違うタイプの古布を少し購入することができました。
それはまたいつかの日記で紹介したいと思っています。

明日は中国正月。そんなことはすっかり忘れていて買い付けへ行ったのですが、とても人が多く、いつも曲がる道は通行止め、遠回りをさせられたと思ったら渋滞にはまり、結構大変な思いをしました。とにかく中国系の人が集まるワロロット市場周辺は、全体にお祭りムードで伝統的な赤と金色の中国正月の飾りでいっぱいでした。


100213-1.jpg                           赤に金の文字の提灯で飾り付けるお店


100213-2.jpg                  ワロロット市場周辺の様子 赤と金の飾りを売るお店 (車の中から撮影)


いつもチェンマイコットンやガーゼを購入するお店、私たちはみんなで「かつら屋」と呼んでいるお店(なんでそう呼ぶかはまたいつか...)でも、従業員はみんな揃って赤い服を着て仕事をしていました。


100213-3.jpg                           お店のオーナー夫人も赤い服を着て仕事


でもこの赤い色が今年はタイの政情不安により、ちょっとした問題となっているようです。中国ではおめでたい色であるこの赤、タクシン元首相の支持団体「反独裁民主戦線(UDD)」のシンボルカラーでもあるため、今年は赤ではなくピンクの服の着用を呼びかける動きがあるそうです。このピンクはプミポン国王陛下が好まれていることもあり、陛下のお体の回復を願ってピンクを着て欲しい、という流れだそうです。

なるほどなぁと思いますが、例年通り赤で準備してきた衣料品関係店では、今からではピンクの服なんて間に合わない、と困っているとのこと。それもそうですよね。中国正月は赤、と決まっているのです。この中国正月が近づくと、スーパーでもデパートでも赤の服や品物がやたらと目につくので、関係ない私ももうすぐ中国正月かと気付くくらいなのですから。

そういった話を聞いていたのですが、そんなことを今日のワロロット市場周辺で思い出すこともなく、赤一色の街並みでした。それもそのはず、チェンマイはタクシン元首相の出身地でもあり、支持派が圧倒的に多いのです。ここでピンクを着るなんて誰もできないだうろと思いました。バンコクではピンクを着ている人が本当にいるのか誰かに聞いてみたいと思っています。

上田 真理子|2010/02/13 (土)

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