チェンマイ料理と言えば、サイウアというチェンマイソーセージや、カオソーイというカレーラーメン、カオニャオ、ナンプリック、などが有名ですが、タイ北部、チェンマイの人が大好きで少しびっくりしたのは虫。来たばかりのころ、みんなでごはんを食べている時のこと、飛び回る虫を捕まえてペットボトルに入れて確保していたのを見た時にはまだきたばかりというのもあってかなりびっくりしましたが、市場にもお土産物屋さんにも、バッタのようなものから甲羅のある虫、幼虫系、、などをよく見かけるようになり、少しずつこの文化にも慣れてきていました。(見慣れただけで絶対食べられませんが・・)
先日、縫製場のラダーさんがなにやらプロペラの様な音をさせながら近づいてきて、ずっと私のうしろで立っていました。いつも何かとちょっかいをだしてくるラダーさんなので、また何かおもちゃでも持ってるんだろうと思い、後ろに回していた手を引っ張って前に持ってくると、、そこには蝉！プロペラの音は捕まえられてパタパタしている蝉でした。。
かなりびっくりして久しぶりにギャーという声を出してしまい、おばちゃんたちも出てきてしまいました。なんとこの虫、サーイさんの大好物。トウガラシとナンプリックにしたり、素揚げして頂くそうです。。小さい虫はまだしも、こんな大きいものを・・・と、私は声も出ず。ラダーさんは「私は食べないけどね！でも、この虫は水を飲むだけだから、体の中は何もないんだよ！頭と体の外側だけ！だから大丈夫。でも私は食べないよ！」としきりに説明していました。タイ人が虫好き、と思われるのは嫌なのだそうです。確かに、みんながみんな虫が好きなわけではなく、食べられない。という人もいます。
これから3月、4月とチェンマイの一番暑い時期がやってきます。日本と同じくタイの蝉も夏の間だけ出てきて鳴き、そして夏が終わるといなくなるそうです。
最近、昼間は随分と暑くなってきました。これからたくさん出てくる蝉とサーイさんをみるのが少し怖くなりましたが、、ここ数日の蝉の声でもうすぐ夏が来るのを感じています。