写真日記
あこがれのビーズ刺繍
昨年の春から夏にかけて、各地で行なわれた企画展にて販売をしていたのですが、いつも何となく気になっていたのが「ちぢみガーゼワンピース・ビーズ刺繍入り」。やわらかいちぢみガーゼ素材のワンピース、そして胸の部分にさされたビーズの刺繍は大変優雅な感じがしますが、着る方によってはポップな感じに着ていただけそうなワンピース。販売していてもつい力の入る一品でした(それは私がー自分の雰囲気とは別にービーズの「きらきら」が好きで、あこがれているからかもしれませんが)。
縫製所の軒下でそのビーズ刺繍をしているアチャーさんとアジュさんを発見。想像はしていたものの、あらためてその作業の細かさにしばらく見入ってしまいました。小さな色とりどりのビーズやスパンコールが手早くさされてゆき、いつの間にか美しい模様となってゆきます。器用な手の動きはあるリズムがあって、見ているとそれがとても気持ちよくおだやかな気分になってきます。きっとこの「おだやかさ」は仕上がった商品にも息づいているのかもしれない、、、と思いました。
バーンロムサイのビーズ刺繍は、古布の財布やバッグ、スカーフのアクセントなど、さまざまな製品に使われていますが、そのひとつひとつにここチェンマイでのゆったりとした、気持ちの良い時の流れがこめられていると思います。それが着ていただく、使っていただく方に伝わると嬉しいです。
佐藤くみ|2010/04/12 (月)
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