先週20日から25日までバンコクで開催されていた「バンコク国際ギフトフェア／バンコク国際家庭用品フェア2010」（Bangkok International Gift Fair and Bangkok International Houseware Fair 2010）という展示会に昨年の10月に引き続き2回目の出展をしてきました。前回と同様にバーンロムサイの近くにある手漉き紙工場（Ofai)のブースの一部を使わせていただいて出展させていただきました。

今回は日本でもニュースになっていると思いますが、バンコクの政治情勢の悪化、それに加えて天災によるヨーロッパからの航空便のキャンセルなどの影響によって、かなり来場者は少なかったと思われます。

そうした中でもバーンロムサイのことに関心を持ってくださり、話を聞いてくださる方は前回よりも多かったと感じられました。関心を持ってくださった方々は、何よりも商品の背景にあるバーンロムサイの子どもたちのストーリーに興味があったように思います。同じ商品を売るのであれば、そこにストーリーがあった方が人々を惹きつけられると思われるようで、商品を購入することで子どもの支援になる、ということも人々の心を動かすのだと感じました。

また、ただ単純に子どもたちの描いた絵がとても面白い、素敵だ、とおっしゃってくださり、何か一緒にやってみたい、と持ち帰って検討することを約束してくださった方も何名かおられました。そういう方々に出会うことができただけでも、出展する意義は大きいのだと感じさせられました。

そして今回は日本人のお客様から、オーダーをいただくことができました。日本とバンコクにそれぞれお店を持っておられる方々より、商品を置いてもらえるとのことで、本当に本当にありがたいお話です。

こうした商品を今回は出展し、日本とバンコクのお店でデビューすることが決まりました。

今回で2回目となる出展、目には見えないことかもしれませんが着実に出会いは広がっているのを感じます。今後も子どもたちにはどんどんと絵を描いてデザインを増やしてもらい、少しずつでも新しいデザインのものを毎回出展していけたらいいなと思っています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ofaiのブース　　中央奥の白い棚がバーンロムサイの商品