写真日記
ドイ・インタノン キャンプ
子ども達のほとんどが2か月の学期休みを終え、10日の月曜日から新学期を迎えた。スポーツ大会にソンクラーン、ドイ・インタノンでのキャンプなどがあった今回の学期休みだが、中でもドイ・インタノンでのキャンプは子ども達にとって特に楽しい思い出となったのではないだろうか。
子どもたちが4月21日から3泊4日でドイ・インタノンへ出かけたキャンプのうち、3日目の午後から夜にかけて子ども達の様子を見に行く機会があった。午後3時ごろにキャンプ場へ到着すると、その日は朝から山に入っていた子どもたちがちょうど戻ってきたところだった。山の中ではお昼ごはんを自炊して食べたり、山の中での応急処置の方法を習ったりしてきたという。子ども達に聞くと山の中で作ったご飯はかなりおいしかったそうだ。
山から戻ってきた子どもたちは、この日の夜に予定されていたキャンプファイヤーでの出し物の準備を始めた。出し物は山の中で班ごとに見つけてきたお題をもとに劇をするというもので、まずはみんなで物語を考え、物語ができた後は小道具作りに一生懸命だった。夕方になると、大きな男の子たちは男性スタッフとキャンプファイヤーの準備を始め、その後子どもたちはちょっと早めのシャワータイムへ。
シャワーを浴び、夜ごはんを食べ、薬を飲み終えるといよいよキャンプファイヤーの時間となった。劇の役に合わせて様々な格好をした子どもたちが班ごとに踊り、そして午後から準備をした劇はどの班も笑いたっぷりで、大人も子どもも大いに盛り上がり、とても楽しいキャンプファイヤーとなった。
お祭好きのタイ人スタッフが力を発揮し、いろいろなイベントが準備されていた今回のキャンプは、ほんの半日だけ一緒に過ごしただけでも本当に楽しかった。こんな時間を4日間も過ごした子どもたちはその何倍も楽しかったに違いない。そして今回のキャンプには、スポーツ大会に続いて村の子どもたちも参加していた。ホームの子どもたちと村の子どもたちが一緒のご飯を食べ、一緒のテントで眠り、一緒にイベントを楽しみ、ちょっと見ただけではどの子がホームの子でどの子が村の子かわからないほどだった。スポーツ大会やキャンプに参加した村の子どもたちは男の子だけだったが、これから女の子も、そして大人たちも参加してくれるようになってくれればと思う。今回のキャンプはホームの子どもたちにとっても、村の子ども達にとっても、本当に楽しい思い出になったのではないかと思う。そんな楽しい学期休みも終わりを迎え、これからの新学期、子ども達には学期末にあたふたしないようにしっかりと勉強してもらいたい。
鈴木 寛人|2010/05/12 (水)
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