写真日記
鹿児島のホワイトギャラリーにて
先週末、バーンロムサイ展搬入のお手伝いも兼ねて、行ってきました:初めての鹿児島!今回で4回目の展示会を催して下さっているホワイトギャラリーのオーナーさんと鹿児島の方々とは開園前から、すでの11年来のご縁。以来、定期的にバーンロムサイをサポートしてくださっています。
目の前に桜島がど~んとそびえる会場の立地に圧倒されつつ、気持ち良い南の風を感じながらの展示はバーンロムサイの服にぴったりでした。真っ白い会場にコットンプリントのワンピースやシャツ、古布を使った小物が映えます。
展示は今週末まで(5月23日が最終日)ですので、鹿児島にお住まいの方は是非お立ち寄りください。併設されたカフェレストランでランチも食べられます!
http://white-gallery.com/
ホワイトギャラリーのテラス。目の前に桜島。毎日噴火していますよ、とみなさんさらっと言います...
ディスプレーの途中
山岳民族の古布以外にもインド刺し子「カンタ」クッション等一点ものもあります
メーチェム村で織ってもらっている手織り布のパンツ(柔らかい肌触りが着心地良いです)も充実
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オープニングには色々な方が来て下さいましたが、ユニークな「大家さん」ご夫妻に出会いました。長年借家住まいの私からすれば、まさに理想の大家さん!...何がユニークかというと「突然父から古ビルを相続しまして、建て直すのも大変だし...それになかなかいい具合に古びてて...」と、必要最低限のみ手を入れ「自分の好きなようにして住んでください」とお部屋を貸しているとのこと。いいですねー。入り口に好きな色のペンキを塗ろうが、壁に釘を打って絵を飾ろうが、台を取り付けようが...自由。貸す側はリスクが多いと思いますが、借りる側がどれだけ"住まうこと"に対するストレスが減り、気持ちよく生活できるか♪自分の家を持てればそんな問題、即解決ですが、これからの日本では...そうもいかない人が増えるのではないでしょうか。
「レトロフト」と名付けられた建物の1階はお店、2階が宿泊施設付きのギャラリー(トイレがインパクト大)
3・4階は住居スペース、屋上は先代からなぜか土が入っており、みんなで利用している屋上庭園になっていました(ハーブや檸檬の木が屋上に!)。こんな大家さん達が全国に増えるといいなぁ...。「昭和な古ビル」の持ち味を活かしたプロジェクト、自立しようと頑張っている若者やアーティストを応援し、育てて行くのはこういう方々なのかな?鹿児島での素敵な出会いの一つでした。
http://www.retroftmuseo.com/
なんとも味のある〒ボックス。壁のRがレトロで素敵です。
レトロフトのギャラリースペース入り口
壁の向こう側がシャワー、トイレ、デスク、洗面所&ベッド等がある宿泊スペース
同ギャラリーのトイレ(別室。ギャラリーより断然広い...!)
名取 美穂|2010/05/17 (月)
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