写真日記
大家族
このところの土日はタイ人スタッフが立ち上げたサッカープロジェクトがあり、バーンロムサイの男の子たち、ナンプレー村の男の子たちが一緒になって、9時過ぎには準備体操も終えて出掛けて行きます。朝早くからみんなサッカーをするのを楽しみに待っています。
昼になると、たっぷり運動をしてお腹を空かせた子どもたちが帰って来ます。土曜日の昼食のメニューはカオニャオ(もち米)、ソムタム(パパイヤサラダ)、ガイトート(鶏のから揚げ)で、大人も子どもも大好きなメニュー。バーンロムサイの30人の子どもたちに加えて、サッカーに一緒に行っている村の子どもたち、スタッフの大人を合わせると、この日は70人以上!の昼ご飯になりました。
ソムタムはすり鉢を細長くしたような専用の鉢に入れて、棒で叩きながら作るのですが、一度にはたくさん作れないので、なかなか生産が追いつきません。またソムタムは家庭や作る人によってかなり味が違うので、大人たちは自分の好きな味付けでそれぞれ作っていました。ラダーさんが作っていたソムタムは10本以上の唐辛子が投入され、魚を発酵させたプラーラーという調味料も入り個性が出ていました。アチャさん・アチュさんのリス族の二人も激辛のソムタムを作っていました。日本人スタッフはレックさんの優しい味のものをいただきました。ガイトートは揚げた分がすぐになくなり、追加でまた揚げることになりました。カオニャオにいたっては、いつもは7Kgのところを、今日は人数が多いので15Kgにしたそうなのですが、それでも足りなくなり、途中で買い出しに行く羽目になりました。
まだ全員に行き渡っていないのに、先に食べはじめていた男の子はおかわりに来るしで、いつもたくさんのご飯を用意してくれるプロイさんもこのご飯の減り具合にはびっくりしていたようです。味付けのことで色々言われることが多いプロイさんですが、こんなに大量のご飯を毎日作ってくれていることは本当にすごいことだと思います。
気持ち良いくらいのご飯の減り具合やバーンロムサイの子どもたちと村の子どもたちが一緒にご飯を食べている光景を見ていると、なんだかとても幸せな気持ちになります。今進行中のプロジェクトは男の子が中心なので、「今度は村の女の子たちも一緒に出来るようなプロジェクトを」という声も出ているので、今後はさらに大家族の昼食なんてこともあるかもしれません。
菅野 裕子|2010/05/23 (日)
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