バーンロムサイに来たのは去年の５月。ここでボランティアとして過ごし、１年が過ぎました。
ここへ来る前はまだ来たことのない場所、会ったことのない、国籍の違う人達との暮らし。期待と不安でいっぱいだったのを覚えています。しかし、来てみるとそんな不安はすっ飛んでしまうほどの子どもたちの明るさと、元気さ。そして一緒に働くタイ人スタッフの陽気さとやさしさ。そして日本人スタッフの皆さんの心強さ。本当に１年があっという間に過ぎてしまいました。来た初めのころ、まだタイ語のまったくわからない私の部屋へちょくちょく遊びに来て、一緒にタイ語の本を使って会話をしてくれたのはプロイでした。植物が大好きで、いつもうちに遊びに来てはお花たちに水をあげ、陽気に話をしてくれるボーイ。そのおどけた笑顔が大好きで何度も元気をもらいました。

遠くから「メーユキ」と呼ぶ声子どもたちのを聞くと不思議とどんな疲れもふっ飛んでいました。楽しい時は思い切り一緒に笑い、心配してくれ、いつも傍で手を貸してくれる、まるで本当のお母さんやお姉ちゃんのように接してくれた縫製場のみんな。
そして一緒に働く日本人スタッフの皆さん、本当に心強く、１年間過ごせたのは皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました！
みんなみんな、ここで出会えた世界でたった一人の大切な人。「メー（お母さん）」と呼んでくれる世界でたった一人の大切な子どもたち。みんなと過ごした時間は私の宝物です。

子ども達それぞれが自分の道を見つけ、その道を自分の足で進んでゆくことができますように。
近くにいることはできないけれど、ずっとずっと、願い続け、見守り続けてゆきたいです。
１年間、本当にありがとうございました！