先日の日記に写真を少し載せましたが、現在縫製場は拡張工事中です。

こんな感じで、縫製場の入口付近は棚に納まりきらなくなった布が床に置かれた状態で大変見苦しい状態です。来週一度みんなで掃除をしようと話していますが、この布たちは一体どうしたものかと頭を抱えています。

縫製場は今年に入ってから縫製のウットさんが加わり、手仕事チームにはヌンちゃんが増え、縫製場もいよいよ大きくしなくては人も物も入りきらなくなってきたのです。縫製する人が増えた今、今度は裁断する人が間に合わず、さらに裁断できる人が欲しいということで、今は新しくエンさんが裁断の特訓を受けています。もともと彼女にはゲストハウスの仕事や洗濯、アイロン、手仕事などをしてもらっていたのですが、様子を見ながら裁断もやってみてもらおうと、ゲーさんが丁寧に指導をしているところです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ダーオちゃん（右）と一緒に裁断をしているエンさん（左）

これが工事を開始した頃の様子の写真。5月に入ってから工事を開始したと思います。

その後、あっという間に骨組みができたかと思ったら、今はもう屋根が付いています。もともとあった屋根と新しい屋根をつなげる作業のため、今日は古い屋根を取り壊す作業をしていました。ものすごい音が縫製場に響き渡っていましたが、工事を始めてから毎日すごい音と振動の繰り返しで、みんな結構慣れてしまった感じです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　屋根が付き始めた新しい縫製場

でも縫製場の壁の上の部分は吹き抜けになっているため、すぐ外側の屋根を取る作業ではかなりの量の埃が入り込んできて、大変なことになりました。午後には耐えきれなくなって、一時的に吹き抜け部分をビニールでふさぐという応急処置をしたほどです。そうしないと、その内側で作業をしているダーオちゃんは間違いなく埃まみれになってしまうからです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　吹き抜け部分をビニールでふさぐ大工さん

毎日騒音と埃とでちょっと大変な状態の縫製場ですが、日本へ送る商品は今までと変わらず生産し続けています。この工事、予定では7月半ば頃の完成だと聞いています。でもタイでは遅れるのが当たり前なので、遅くとも7月末には完成、という話になっているそうです。早く工事が終わって、今のごちゃごちゃした縫製場をすっきり生理整頓したいです。

まだ先の話ですが、この工事が終わったら、現地で販売できる商品も少し充実させたいと思っています。こちらへいらっしゃる予定のある方、是非とも縫製場へも遊びに来てみて下さい。