写真日記
洋裁学校
バーンロムサイの縫製場で働き始めてもうすぐ11か月。毎日忙しいけれど楽しく仕事をさせてもらっています。
もともと裁縫は好きだったのですが、洋裁となると専門的に勉強などしたこともなく、趣味で少しかじっていたくらいでした。ここで仕事を始めて思うのは、パターンをもっと充実させたいということ、さらには自分にもその知識がもっとあったらいいなということです。
そこで1か月ほど前からチェンマイ市内にある洋裁学校へ通い始めました。何校かゲーさんと一緒に学校見学をして、最終的には唯一英語でも教えられるという先生がいる今の学校に決めたのです。英語でも教えてもらえるとあって、タイ人以外の生徒も過去にはたくさんいたようです。
今のクラスには、スコットランドとミャンマー出身の人がいます。
ジェーンさんは既にデザイナーとして仕事をしていて、パターンと縫製の勉強中です。
見学したどの学校もそうだったのですが、クラスはとても融通がききます。いつから入学してもよく、週4回、月曜から金曜が正規のクラスですが、それも個人によって様々で、私は週2回のみ通っています。結局生徒の進度はバラバラで個人授業のようなものなので、生徒が多い日は二人の先生では指導はかなり大変そうです。それでもこの融通のきく授業は毎日通えない私のような者にはとてもありがたく、そんなところがタイらしいと感じます。
通い始めて1か月、毎日通える人にとっては2週間分の授業を受けたところですが、基本的な縫製の仕方を習い終え、やっと今日からスカートの基本パターンの制作に入りました。パターンを知らないときはただただ難しそうに線を引いているイメージでしたが、自分でやってみると結構面白くて、今日の授業はとても楽しかったです。
このような機会を与えてもらっていることに感謝しつつ、優さんというプロのパターンナーがいる間に、少しでもたくさんのことを勉強して、バーンロムサイのものづくりに貢献できたらいいなと思っています。
上田 真理子|2010/06/18 (金)
前の写真日記:鎌倉より
次の写真日記:植える