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写真日記


井戸

今年は雨季前に裏の貯水池が底をついてしまい乾季の終わりごろはスプリンクラーで十分に水が撒けず、またこれから裏の土地で野菜を育てることも考えており、そのためにも水が必要ということで、今裏の土地に井戸を掘る準備をしている。ただ、井戸を掘る前にそこに水脈があるのかを調べてから掘った方がよいということで、先日水脈調査をしてくれるオフィスへと行ってきた。

井戸掘り業者の紹介で行ったそのオフィスは、なんと市内にある宝石屋。以前は井戸掘り会社で水脈調査を担当していた方が、今は会社を辞め普段は宝石を売りながら、依頼があった時だけ水脈調査をしているのだそうだ。その宝石屋の店内で、まずはチェンマイの地下水マップでホームのある位置を確認。水脈調査をしてくれるおじさんの話では、チェンマイ市内は東西に山があり、その山からの砂が堆積してできているため地下水を豊富に蓄えているのだそうだ。実際地下水マップを見るとピン川を中心にチェンマイ市内の南北に濃い青のラインができていた。この地帯は水脈調査の必要がなく、掘ればいくらでも水が出てくるとのこと。しかし、ホームのあるナンプレー村はその濃い青のラインから外れた西の山側に位置している。残念ながらホームのあるあたりは濃い青のラインの地帯と違って地下水の多い地域ではないそうだ。ただ地下水が全くないわけではないので、やはり水脈調査が必要とのこと。早速来週の月曜日に水脈調査をしてもらうということに決まった。

機械を使った詳しい水脈調査は月曜日の予定だが、ホームのあるあたりを事前に見ておきたいということで、今日おじさんが裏の土地を見にやってきた。機械で詳しく調査をしていては1週間はかかってしまうと言っておじさんがとりだしたのは、ダウジング用の金属棒2本。これである程度の目星をつけた辺りを来週の月曜日に機械を使って詳しく調査するのだそうだ。おじさんも昔は機械だのみでダウジングなどは信用していなかったそうだが、ある現場で水脈調査をしていた際に、ダウジングをしていたオーストラリア人にここに水脈があると言われ、半信半疑で機械で調べてみたところ本当に水脈があったのだそうだ。それからダウジングの勉強をし20年、今ではダウジングでほぼ水脈を見つけることができるそうだ。おじさんのダウジングの結果、裏の土地には2本の水脈があるとのこと。その水脈がどのぐらいの水量を持っているかなどは月曜日の機械による調査でわかるそうだ。

長いこと悩まされてきた水不足問題。それを解消するためにも、この2本の水脈がたっぷりと水を蓄えていることを願う。


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鈴木 寛人|2010/07/03 (土)

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