写真日記
お手伝い
一般的にタイの子どもたちはよく家のお手伝いをする。本でもそのようなことを読んだことがあるし、家族で経営するようなお店に行けば、小さな子が親の手伝いをしているのを見かけたりもする。お手伝いは特別なことではなく、親の手伝いをするのは当たり前のことのようだ。
バーンロムサイの子どもたちも毎日色々なお手伝い(仕事)をする。毎日きちんとお手伝いしている子どもたちを見、自分が子どもだった頃を考えると、あまり手伝いもせずゴロゴロしたり、遊んでばかりいたことが多かったことを思い出し、ちょっと恥ずかしくなる。子どもたちは庭の落ち葉掃きをしたり、車の洗車をしたり、ゴミの分別をしたり、休日にはご飯の支度を手伝ったり、オフィスの掃除をしたり・・・と、普通の家庭と同じようにお父さん・お母さんの手伝いをしてくれている。
バーンロムサイには家業のゲストハウスがある。夜、お客様が到着すると、たいていピーダオが気づいてくれて、「サワディーカー」とお客様のお出迎えをし、案内係のお父さんかお母さん(日本人スタッフ)を呼ぶ。入り口から宿泊棟までは結構距離があるので、いつも大きい男の子たちが荷物を運ぶのを手伝ってくれる。重い物を持つのは得意ではないのでとてもありがたい。
先日、ガンニガがお手伝いをしてくれた。バーンロムサイで作っているチャリティベアを袋に入れ、紙を入れて、テープで留めていく。簡単そうな作業だが、日本に送るものということもあり、ストラップがクマの顔にかからないように、きれいに入れなければならない。ガンニガは飽きっぽいし、きれいに入れることが出来るかどうか心配したが、とても仕事が丁寧で集中して一生懸命やってくれた。また次も何か仕事をお願いしてみようと思う。
近い将来ゲストハウスや縫製場、オフィスのお父さんやお母さんを継いでくれる子はいるかな?
菅野 裕子|2010/07/04 (日)
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