写真日記
制服
タイの学校では、ひとりの子どもが年間通じて着る制服は4種類あるそうです(学校によって違いはあるようですが、だいたい4種類の服を用意するとのこと)。いわゆる日本でもおなじみの「学生服」(白いシャツやブラウスに紺やカーキのズボン、スカートなど)、ボーイスカウト、あるいはガールスカウト風の「ユニフォーム」、体育の時に着る「ジャージ」、そして「国民服」の4種類。その4種類の服を曜日や日課によって着回し学校に通っています。例えば、体育の授業のある日は、朝ホームを出る時から夕方学校から戻るまで1日ジャージを制服として着るよう、決めている学校もあるそうだ。
そして金曜日は「国民服の日」と決まっているそうで、どこの学校の生徒もタイの伝統的な衣装をもとにデザインされた制服を着て学校に行きます。学校から帰っていつものように落ち葉掃きをしている子どもたちもちょっと違った雰囲気です。
かつて自分が学生だった頃は、制服がいかにも「押し付けられたものの象徴」のように感じて余り好きではありませんでしたが、このように4種類もの制服を日替わりで着ることにより気分も変わりそうですし、また国民服を着ることによって伝統的な服飾文化を守っていることにもなるわけですから、このような制服のシステムもなかなか良いものだと思いました(実際子どもたちがどう思っているのか?未だ聞いてみていませんが)。ただし、そのためのお金はかかりますし、子どもたちもそれぞれの服の手入れをしなければならないわけですから、良いことばかり?とも言えないようです、、。
佐藤くみ|2010/07/07 (水)
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