子どもの時から柔道一筋、何回ものオリンピックや世界選手権に出場し、数多くのメダルを獲得して来たと言う事実は、大変なことだと思います。その道一筋、結婚をしても、子どもを産んでも柔道を続け、トップの座にこれだけ長い事いられた事は日々の鍛錬、練習の成果でしょう。自分に与えられた能力を１００％活かした結果なのでしょう。日本人に感動を与え、その努力と結果に多くの人が拍手を送った事は事実です。

でもどうしてその彼女が国会議員となり、経験も知識もまた政治に興味もない（あったのでしょうか？）人間が国の将来を担う世界に入ってゆくのか。信じられません。子どもの時から練習に明け暮れ、国を憂う時間もなかったでしょう（練習中も国を憂いていたのかもしれませんね！）。勉強する時間も多くあったとは（夜も寝ないで勉強をしていたとしたら、失礼。）思えません。口説き落とされ引っ張り出されたのかもしれませんが、その「谷亮子」に投票をした人の数の多さに驚かされました。スポーツの世界で優秀、そして知名度がある。でも彼女は「国会議員として」何が出来るのか？「結婚しても金」「母になっても金」はともかく、でも「政治家になっても金」は冗談じゃないです。

投票した人たちは何を考えて投票したのか、、、嘆かわしい事です。

「頑張ります」「一生懸命やらせていただきます」政治と言うのは日々練習し鍛錬しても出来るものではありません。何を一生懸命頑張るのか、、、、そもそも彼女は具体的に「日本をどうしたいのか？」会社の新入社員じゃあるまいし、、、議員となったその日から政治家として仕事が出来なくてはなりません。その日から勉強するようでは困ります！

柔道家だけではありません、タレント、スピードスケートや野球選手、役者に落語家、漫才師、、、これらの仕事に何一つケチをつける気はありませんが国政の場に出馬し、その彼らに知名度だけで投票する人が多くいると言う事につけこんだ政党の「数合わせ」と言う事が大変不愉快なのです。愚民政策以外の何物でもありません。出馬要請を受ける方も受ける方だとも思いますが。

政府を小さくし政治家の数を半分にして、あとは「ＮＰＯ」＝「民間組織」に任せる方向が一番良いのではないでしょうか？本気で国を憂い、歴史を学び、将来を見据え、政治にかかわり国を何とかしたいと思っている「出来る」組織や個人は多くいます。彼らはテレビに出ることもないでしょうが、彼らに何とかスポットライトを当て、世に「このような組織」「このような人材」がいる事をアピールするシステムが出来ないのか？

ともかくもう少し品格ある政治家、品格ある政府であって欲しいものです。

まぁ日本に限った事ではないのですが、遠くタイから「祖国日本」を見ているとこれからどうなる事やら、、、心配です。日本は素敵な国土を持ち、日本国民は優秀で優しく、、、、立派な国に、、、なりえると、、思うのですが、、、