昨日、織りの発注と出来あがった織り布を受け取りに、メーチェムに行った。縫製のシーさんの実家のあるところで、彼女も道案内を兼ねて同行。織りのおばちゃん、カンマルアンさんとオンシーさんの家に行く前にシーさんの家にお邪魔し、市場で買った惣菜やもち米、カンマルアンさんが私たちにと作ってくれた、瓜のスープと季節のキノコの炒めものがゴザの上に並び早速昼ご飯！　美味しい美味しいと食べていたその途中で、シーさんのお母さん手作りの「ナンプリック」が出て来た。それはもち米などと一緒に食べるタイのディップで色々な種類があるのだが、何が入っているのか聞いても蛙ではないが小さな蛙のようなことを言っている。その時に気がつくべきだったが、食べてみると美味。もち米と一緒に結構食べてしまった。

しかし手にとったものをよ～く見てみると、魚のような顔の名残りが・・。微妙な歯ごたえは小魚かしらんと思ってさらに聞いてみると、蛙の子どもで小さいもの＝オタマジャクシだった。夜、手ですくって捕り、他の薬味や調味料と一緒に臼で潰すそうだが、生きたまま潰しているのかしらん・・などと、じゃあ、私がさっき見た魚のような顔の名残りは、
潰しきれなかったオタマジャクシの顔？！アレコレ絵柄を思い浮かべると、もう食べる事が出来なくなってしまった。こうして素材を詳しく聞かないままにしておくべき、でもそれなりに美味しいものが、タイにはたくさんある。

『落ち着く場所』

水曜日の夕方、久し振りに以前住んでいた村の商店「ブンソンさんのお店」に行った。昨年公開された映画「プール」にもブンソンさんはお店ごと出演している。水曜日は大きな移動市場が開かれる日で、道行く人たちを店先で眺めているだけで面白く、あっという間に時間がたってしまう、私にとっても、近所に住む人にとっても憩いの場。タイのあちこちにある商店は、日用品から簡単な食材まで何でも売っているので、とても重宝。

夕方、市場でブラブラ買物をしてから、店先でウィスキーソーダを飲む。ウィスキーは「Sang　Som」というタイウィスキーで、安価でラムっぽい味が好きだ。だいたい夕方になるとその日の仕事を終えた人が、もらった日当でかなりきつい度数の透明なアルコールをキュッと飲んで、煙草を一本買ってくつろいでいる光景を良く目にする。時々一杯ではすまなかった、「デキアガッタ」人もいる。なかなかお目にかかれない「ザ・酔っぱらい」なので面白い。皆とても明るいお酒だ。

ブンソンさんは信心深い人なので、何度もお寺に瞑想に行っていて、今年の瞑想で何か自分の中のあるラインを越えたそう。ハイレベルの瞑想？
それからは夕食を食べずに19時から22時位まで瞑想をする毎日と言っていた。「絶対ASOも瞑想をするべきだ！とても体が楽になる」と強く勧められるが、やはり食べたり飲んだりする時間を削って目を閉じてじっとしているのは、今の私には無理。ブンソンさんのお店に行ってリラックスするのが、一番のリフレッシュで体もラクチンになるのでした。