先日、メーチェムへ行って来ました。
バーンロムサイでは、ここメーチェムに手織りの仕事をお願いしています。
車で約2時間半のところにありますが、その半分はアップダウンの激しい山道。
山を越えたまたその奥にメーチェムはあります。

あいにくの小雨でしたが、山と山との間にポッと出てきた可愛らしい村。
バーンロムサイオリジナルの手織りはここメーチェムで織られています。
カンマルアンさんとオンシーさん、私は今回初めてお会いしましたが、
とても気さくな元気の良いおばちゃんでした。
バーンロムサイの手織りは本当に肌触りが良く、とても気心地の良い生地です。
今年の夏も色々な会場に送り出しましたが、私も1着欲しいくらいでした。

上の写真はオンシーさんの織り途中の生地。
仕事の丁寧なオンシーさん、実物大の織り機を見ると手織りの温かみが伝わってきます。

そして今回は腰織りという技法で織られた生地をもう一度商品として扱ってみたいということで
Fai Pluak Mai Natural Indigo Learing Center という所を訪ねました。

　　　

インディゴ染めの説明をして下さったセンアルンサン。
こちらで作る織り物は手紡ぎの糸から作ることが可能とのこと。
こだわりの糸があればそこから生産指示が出来ます。
色々な職人さんを統括している場所で、織りから染め・手仕事・縫製など生地を作るところから洋服の形にするところまでトータルで手掛けていました。
オーダーを受ける以外にも自分たちでも生地を織り染色しているらしく
絶妙な色合いの天然染めなどもありました。
草木染やコクタン・インディゴなど染めの種類も多く、濃い色などは何回も染めなおしながら時間をかけて染めあがっていきます。
干しては染め、干しては染め、とても手間暇のかかる作業ですが
大量生産では決して作ることの出来ない風合い・色味・温かさがあります。

今回のメーチェム訪問は手織り・腰織り・手染めなど、人が手間暇かけてものをつくるという
物づくりの根本、その大切さを改めて考え、思わされた1日でした。
大量生産・大量消費の世の中で便利になっていることは否定できませんが
それと引き換えに失ってきたものもあるかも知れません。
そして、このメーチェムとの関係はこれからのバーンロムサイの物作りにも期待大です。
秋冬・来年の春夏とどんな新作が出来てくるのか、今からとても楽しみです。

『東京・自由が丘/池袋　イデーショップ「ban rom sai Exhibition」のお知らせ』
期間：　2010年7月28日（水）～2010年8月18日（水）
　
場所：　イデーショップ自由が丘店
　　　　　住所　東京都目黒区自由が丘2-16-29
　　　　　TEL　03-5701-7555
　　　　　営業時間　平日 11:30～20:00　土日祝 11:00～20:00
　　　　　　　
　　　　　イデーショップ　ヴァリエテ（池袋西武）
　　　　　住所　東京都豊島区南池袋1-28-1　西武池袋本店7F
　　　　　TEL　03-5958-8366
　　　　　営業時間　月～土10:00～21:00　日祝10:00～20:00
　
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