写真日記
モーターサイでゆっくりと...
「外出中、どうか土砂降りに遭いませんように!」と祈りながら、モーターサイ(バイク)に乗ってバーンロムサイを出発、ナンプレー村の田舎道をゆっくりと走ります。何も無い道沿いですが、雨季の合間の晴れた一瞬はとても気持ちよく、いつもより鳥の声が聞こえたり、道沿いに咲く花がより瑞々しく見えます。
ナンプレーの道沿いに咲いている花と、旬の果物・ラムヤイ
橋の上で一度バイクを停め、運河を眺めると、ひと月ほど前までは水不足のため枯れて底の地肌を見せていた運河は、その後まとまって降った雨のおかげで水かさを増し、ゆったりと流れています。橋の横ではこぶ牛の群れがのんびりと、土手の雑草を食べながら休んでいました。
しばらく運河沿いに、またのろのろとしたスピードで走っていると、山裾の広々とした畑で作業をしている農家の人々や、大きな木の根もとにバイクを停めて、木の枝で昼寝をしている行商の(おそらく)おじさんなどが目に入ってきます。大変気持ち良さそうで何とも羨ましい限り、私も一度試してみたいです!
いつもは目的地に向かってひたすら走る事が多く、周りの景色などあまり気にせずモータサイに乗っていますが
(むしろカーブが多く、逆走して来るバイクもたくさんいるチェンマイの道は、あまりきょろきょろとしていると危ないことも有り運転に集中した方が良いのです)、たまには約束の時間よりも早めに出て、このようにのんびリと走るのも色々と発見があって面白いものです。
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「バンタワイ」村に行ってきました。バーンロムサイより車で15分ほどの距離、ハンドン市場をこえてしばらく行ったところに村はあります。「木工村」と言われているように、家具や照明、仏像など木工彫刻のお店をはじめ絵画や額など、伝統的なものからモダンなデザインのものまで売っているお店が軒を並べています。観光客のための土産物屋も混じって、まるでショッピングモールのような雰囲気、そこそこ広くもあります。欧米から来た観光客のグループや、タイの修学旅行生(?遠足で来た学生?)などが楽しそうに買物をしていました。そしてバーンロムサイの縫製所でも、一部雑貨の材料などをここで買っており、この場所を教えてもらいました。
「バンタワイ」も近くにあるのに気がつかなかった面白いエリアです。チェンマイに来て間もなく5ヶ月になりますが、まだまだ知らない事や馴染んでいない事も多く、もっとチェンマイやタイのことを知るため貪欲に動きたいと思っています。
佐藤くみ|2010/07/30 (金)
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