写真日記
家庭教師
先月からホームの近くに住んでいる、国立や私立の大学生が夕方ボランティアで家庭教師に来てくれています。週に2日か3日、2人~3人。小学校高学年、中学生、高校生以上と日によって分け、その日の宿題や分からないところを教わっています。先日は中学生の日。何故君がいるのか?!と思ったら、そう、タンも中学1年だったのでした。今一つまだ実感が湧かない・・。大学の勉強は難しいけれど楽しい!と言っているピーダオは必死に分からないところを先生に聞いています。丁寧に教えてもらうと理解できるのが嬉しいらしく、誰よりも家庭教師の先生が来る日を待ち望んでいるのです。
若い先生は子どもたちにとって「お兄さん」のような存在になってくれると嬉しいと思っています。昔学生の頃アルバイトで家庭教師をやっていた時、勉強を教えている時間より、悩みごとや絶対内緒!の話を聞いている時間の方が多かったことを思い出します。親兄弟にも友だちにも相談しにくいことが、ちょっと歳の上の人が近いところに居ると、話しが出来るかもしれません。
かつてバーンロムサイの大きな悩みは「続かない」ことでした。しかし最近はタイ人スタッフたちのガンバリの成果もあり、色々なことが続いています。村の子どもたちとのプロジェクトもそうですが、サッカーはもう4年以上になるでしょうか?!
この家庭教師も後輩へと引き継ぎながら、長く長く続けてもらいたいです。
『バナナ』
ボランティアスタッフの優さんが愛してやまない「バナナ」。ホームの、特にゲストハウスまわりにはたくさんのバナナの木があります。青い丁度良い具合の時にとって食堂にぶらさげておけば、ほどよい状態になったものから、子どもたちがどんどん食べてゆきます。食べ盛りの子どもたちにとってはありがたいおやつ。
今すいかハウスの裏では「バナナの3つの状態」が一気に見れます。
バナナの葉もタイでは日常的に大活躍!先日のアーサーハブチャーの日にお寺へタンブンする「カノム ティアン」というお菓子を作る時もバナナの葉を使いました。
とても美味しかったです
バナナの幹はロイクラトーン祭りの時、川に流す「クラトーン」にもなりますし、スープなどに入れて食べることも出来ます。
すべてを無駄なく使うことが出来る「バナナ」は、素晴らしい!!そういえばゲストハウスの裏の木にぶら下がっているバナナを黄色くなるまで待って「バナナのオドリ喰い」と言いながら、そのままもぎ取って食べている人がいました。日本の都会では絶対経験できないことですね。
麻生 賀津子|2010/08/02 (月)
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