写真日記
さき織りの生地
現在、秋田の「小松クラフトスペース」にて8月28日までバーンロムサイ展を開催中ですが、ギャラリーの方から日本事務所に「さき織りバッグが売れてしまったので追加できませんか?」と、嬉しいお電話をいただき、事務所の倉庫をのぞいて見ても...ない!少しづつしか作れないということもあり、在庫がない状態に...。
今年のさき織りバッグシリーズは、色々な材質のものを折り合わせ、とても目を引く仕上がりです。今日は以前チェンマイで撮った写真を使って、どのように作っているかを簡単にご紹介させていただきます:
バーンロムサイでは、色々な服を作った時に出る残布をリボン状に裂き、つなぎ合わせて「さき織り」の糸(リボン状)を作り、それを織ってバッグやポーチ等にしています:
● 縫製場では服を縫った後、色々な端切れが出ます。
● ...それを約1cmくらいの帯状に裂いて、つなぎ合わせたものがカラフルな糸玉が沢山。ホームの子どもが手伝ってくれる事もあります。
● さき織りの機械に縦糸を張り、生地を裂いて作ったリボンを織り込みます。
色味や幅などを細かく決め、ビーズや羽、モールや毛糸などを丁寧に加えながら、バーンロムサイ独特のざっくりとした質感の生地が織り上ってゆきます。
織り上がる生地はその時の残布によって異なりますので、すべて一点しかない組み合わせなのです。布の裁断からさき織り担当に転向したキットさん、すっかり腕をあげ、この素材、どうやって使うの??と悩んでしまうようなものも素敵な布になって織り上がってきます。
トートバッグが何点か鎌倉店に入荷していますので、近々バーンロムサイのオンラインショップでもご紹介する予定です。お楽しみに!
名取美穂|2010/08/18 (水)
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