１９９９年、開園当時のガソリンの価格は１リッター１２バーツでしたが２０１０年現在は３５バーツ。ほぼ３倍に上昇。同じくタイ産のコーヒーは２５０グラム１２０バーツだった物が２００バーツ。５割ほど値上がりしています。この近辺の土地は１ライ（１６００平米）４５万バーツから１００万バーツへ！

「日本からの寄付だけに頼っての運営だと景気が悪くなると寄付を打ち切られる可能性もあり、そうなったら子どもを抱えて路頭に迷う」何とか自分たちでも運営費を稼ぎ出す事を考えて行かなければと開園当初から考え、２００１年子どもたちの描いた絵をカードにし販売する事を手始めに、その後はその絵を額装し日本で展覧会を開催、それらの絵を販売し運営費に充てました。

その後、庭の植物を使って染めた衣類の販売、そして２００３年、ミシンを寄付して頂いたのを機に本格的に縫製を始めました。今ではお陰さまで商品の質も上がり、アイテム数も増えそれなりの収入を確保する事が出来るようにまでなりました。しかし、、、当たり前の事ですがタイで物を作り日本で販売をするにはそれなりの経費がかかります。材料の購入、それに伴うガソリン代や人件費、縫い子さんたちの給料、電気水道代、縫製に使う糸やボタン、ミシンのメンテナンス費、そして日本までの郵送費、関税、商品を受け取る日本の事務所の経費＋人件費、国内輸送コスト、店舗の賃料、販売員の給与等を商品に反映し上代を決めなくてはなりません。タイの景気は好調です。それに伴い物価や人件費の上昇も半端ではありません。

そろそろバーンロムサイ商品の価格を値上げしなくては利益を上げる事が難しい状況になってまいりました。製品作りに関わる人たちみんながきちんと「生活でき」そこで生ずる利益をバーンロムサイの運営に充てる事を目的に物作りを始めたのですから、しっかりと利益を生み出さないと意味がありません。タイの物価の上昇に伴いまずこの秋から商品の価格を２割ほど上げさせていただく事といたします。このバックグラウンドをご理解いただきこれからもバーンロムサイ・プロダクツをご購入いただければ大変嬉しいです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　
　
日本の景気に左右されてか日本からのご寄付が大分減って来ております。まだまだホームの運営費を全て自分たちで稼ぎ出すまでには至ってはおりませんので、引き続き皆様方からのご寄付が必要でございます。賛助会員となり継続してのご支援をお願いいたしたく、ここにお願い申し上げます。

個人会員年間一口１万円、企業会員一口５万円、是非お考えください！